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【雑記帳 ~常日頃に思うことの羅列~ 2025年10月】
 2025年10月28日(火) おきざりにした悲しみは(著・原田宗典)
おきざりにした悲しみは(著・原田宗典)
原田宗典さんの「おきざりにした悲しみは」を読みました。
かつて、乃木坂でデザインの仕事をし、離婚を契機に酒とドラッグに溺れ、流転の人生を歩んできた主人公が、置き去りにされた中学生の姉と小学生の弟と出会い、自身が「置き去りにしたもの」を回顧しながらストーリーが展開していきます。
過去のエピソードの挿しこみ方が巧みです。
ぐいぐいと物語に引き込まれました。
ただ、中国のバイヤーを登場させるのは、なんか、無理やりな感じがして、どうしたものかと思います。
まあ、これも小説の味っていやあ、そうなんですけれども。

 2025年10月25日(土) 中央病院の建設
昨年6月の様子
着々と
中央病院の新設工事が本格的に動き始めました。
自宅の近くに中央病院が移転してくるという計画は、数年前に聞いていて、昨年初めくらいから造成工事や道路工事が始まりました。
でも、その後は工事らしきものが行われず、「人手不足とか建材の値上がりとかで頓挫したのかあ」と訝しんでいましたが、9月になって動き始めたようです。
計画では、10棟の建物ができるそうで、どんな感じになるのか、ちょっと興味津々です。

 2025年10月14日(火) もどかしいほど静かなオルゴール(著・滝羽麻子)
もどかしいほど静かなオルゴール(著・滝羽麻子)
滝羽麻子さんの「もどかしいほど静かなオルゴール」を読みました。
ずいぶん前に読んだ「ありえないほどうるさいオルゴール店」の続編です。
前作でも感じた「よくわからなさ」のある物語でした。
なんか、ちょっと残念っていう感じです。

 2025年10月10日(金) グリフィスの傷(著・千早茜)
グリフィスの傷(著・千早茜)
千早茜さんの「グリフィスの傷」を読みました。
傷にまつわる10の短編小説集です。
それぞれのストーリーで、傷ができたとき、傷が治ったとき、そして、その傷の痛みを思い出すときと、エピソードのつなぎ方が巧いなあと感心しました。
傷がモチーフですが、どれも温かみのある物語でした。

 2025年10月6日(月) ずるい聞き方(著・山田千穂)
ずるい聞き方(著・山田千穂)
山田千穂さんの「ずるい聞き方」を読みました。
なんか、まったくもって、どうしょうもない本でした。
なんか、まったくもって、筆者の自慢話だらけで気持ち悪いです。
なんか、電車のポスターか何かの宣伝を見て読んでみたのですが、あのポスターは、誇大広告という範疇をはるかに超えて、詐欺まがいのようです。
そんなふうに「ずるい売り方」じゃないと売れないんでしょうね、こんなモノ。

 2025年10月4日(土) これさえ知っておけば、小説は簡単に書けます(著・中村航)
これさえ知っておけば、小説は簡単に書けます(著・中村航)
中村航さんの「これさえ知っておけば、小説は簡単に書けます」を読みました。
タイトルどおり、小説の書き方のノウハウ本です。
なんか、書き方のコツがいろいろ書かれていて「小説って簡単かも」と思えてくるけど、現実には、そんなに簡単じゃあないと思うのです。
もし、この本を読んで書けちゃったら、小説家だらけになっちゃうと思うんです。
でも、合点がいくところがいろいろあって、ためになりました。

 2025年10月1日(水) 墓じまいラプソディ(著・垣谷美雨)
墓じまいラプソディ(著・垣谷美雨)
垣谷美雨さんの「墓じまいラプソディ」を読みました。
母親が「夫と同じ墓にははいりたくない」という遺言を残して旅立ち、父親や兄弟、親族などと、墓をどうするか話し合うストーリー展開の中に、故郷から遠く離れて暮らしてお参りもままならなかったり、夫婦別姓問題などの話題がちりばめられていています。
人と人との関係が薄くなっている現代社会を反映する物語で、なんか、いろいろ考えさせられました。


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By;Osamu Hasegawa