【雑記帳 〜常日頃に思うことの羅列〜 2017年6月】 |
歯磨き粉
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少し前に乗っていた電車のポスターに「歯磨き粉の試供品プレゼント」というのがあり、試しに応募したところ、送られてきました。
試供品と言っても、けっこう量が入っています。
ただ、ポスターで謳っているほど、すっきり感はないように思います。
これなら、今使っている方が良いなあと思いました。
もらっておいて、ナンですが。
食器洗い洗剤
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もらったものと言えば、先日、ヤマダ電機でもらったライオンの食器洗い洗剤はとても良いです。
油汚れもすっきり落としてくれます。
今使っている洗剤がなくなったら、こっちにするかもしれません。
そうそう。
ライオンと言えば、「NO17」はライオンの商標だって知ってますか。
NO17をひっくり返すと、「LION」になるからだそうです。
なんか、リスク管理が徹底しているなあと思います。
って、こんな無駄と思える知識ばかりが増えてしまうのは、いろんな取材をさせていただいているせいということにしておいてください。
2017年6月29日(木) 優しい音楽(著・瀬尾まいこ) |
優しい音楽(著・瀬尾まいこ)
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瀬尾まいこさんの「優しい音楽」を読みました。
見た目が良いわけではないのに通勤電車を待つホームで女の子から声をかけれて始まる恋物語の「優しい音楽」、奥さんの機嫌取りのための旅行の間に不倫相手から預かった娘とちょっとした冒険をする「タイムラグ」、ガラクタ集めが好きな同棲相手が拾ってきたホームレスとととに3人で年を越す「がらくた効果」の3つのストーリーの短編集です。
どの話も、始めのうちは切ないのですが、最後は幸せで終わっています。
とっても素敵な作品でした。
2017年6月28日(水) ビオレタ(著・寺地はるな) |
ビオレタ(著・寺地はるな)
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寺地はるなさんの「ビオレタ」を読みました。
「第4回ポプラ社小説新人賞」の受賞作です。
突然婚約破棄され、大雨の中で泣きじゃくっているときに拾われるように雑貨屋へ連れて行かれ、そこで働くことになった主人公の心の機微を描いたストーリーです。
自分ではどうしようもなく心が壊れたとき、もしくは心が壊れそうになったとき、救ってくれるのは、ありのままの自分を受け入れてもらえる「居場所」なんだと思います。
そして、ありのままの自分を受け入れてもらえる場所は、ありのままの他人に寄り添う、ありのままの自分の気持ちなのだろうと思える作品でした。
2017年6月26日(月) ワーカホリックの極み(笑) |
いやー。
今月は、いろんな撮影や取材をさせていただいています。
先月末に取材で街を歩いていたら、大型製品をつくられている会社さんから「できるだけ早く撮影に来て」というリクエストをいただき、日程調整して機材を車に詰め込んでお伺いしたのが今月の初めでした。
その後、いろんな方面から撮影や取材のご依頼をいただきました。
しかも、どれもが「できるだけ早く」というリクエスト付きです。
いやー。
ほんと、ありがたいことです。
おかげさまで、いろんな撮影や取材をさせていただきました。
ずいぶん前から決まっていた相馬、急に決まった名古屋や宇都宮へ行き、その間にスタジオ(事務所)で料理や製品の写真撮影をさせてもらいました。
このほかにも、ある美術館での絵画作品の撮影、スタジオ(事務所)で270点もの製品撮影、レストラン取材撮影、ムービーの撮影、有名俳優さんの撮影、モデルハウスの撮影などなど、さまざまな撮影をさせていただきました。
一日2本や3本の撮影に取り組ませてもいただきました。
いやー。
気がついたら、6月は、もう終わってしまうのですね。
6月があっという間に過ぎていく感じです。
ワーカホリックとしては、なんか嬉しいです。(笑)
上三川ホースクラブ
ずっと変わらないプレート
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先日、宇都宮へ取材撮影に行った帰りに、上三川ホースクラブに寄りました。
この乗馬クラブは、競馬雑誌の「競馬場以外に馬のいる風景」をテーマにするコラムページを持っているときに取材撮影させていただいてから、オーナーの篠崎先生とは親しくさせていただいています。
オーナーを「先生」と呼ぶのは篠崎先生は定時制高校の先生を勤められていたのと、ここは、心が傷ついて学校へ行けなくなった子どもたちを全寮制で受け入れている「なみあし学園」でもあるからなのです。
取材撮影をさせていただいて以来、何かと言っては出かけていって馬房掃除や飼いづけと引き換えに馬に乗せてもらったり、何を血迷ったのかクラブ内の馬術競技会に出場してしまったり、篠崎先生が日光東照宮の役員をしてることから時代祭りや流鏑馬では関係者しか入れないエリアで撮影させてもっらりしていました。
先日、久しぶりに訪れたときは夕方で、馬たちが飼いづけを食べる音が厩舎に響いているものの、篠崎先生もスタッフも見当たりませんでした。
しかたないので帰ろうかなあと思っていたら、篠崎先生が奥様が運転する車で戻ってこられました。
なんと!
アメリカへ行っていて、ちょうど戻ってきたところだったのだそうです。
いやー。
なんという偶然、なんという奇跡なのでしょう。
ご無沙汰ばかりをお詫びしつつ、いろんな話をさせていただきました。
篠崎先生のご家族のお話、日光東照宮の話、ボクの近況、ボクがボランティアで事務局長をしていた障碍者乗馬の認定NPOの話など、アメリカから帰ったばかりだというのに、いろんな話をさせていただきました。
ほんとうは、もう少し話をしていたかったのですが、お疲れのところ申し訳ないという思いと、取材撮影させていただいた記事をまとめ写真を現像しなければならないこともあり、1時間足らずで辞去しました。
以前と同じように、いつものように「いつでも来てよ」と送り出してもらいました。
何年、何十年経っても変わらない温かい場所。
もっと、もっと大切にしなければと思いました。
あっ。
そうそう。
篠崎先生が「また、一緒に何かやろうよ」とおっしゃっていたんです。
「何かやろう」って、またボクは何かやらされるんだろうなあと思うんです。
なんか、ちょっと怖いです。(笑)
大谷石の山
人の手で掘り進めたのだそうです
神秘的でもあります
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取材と取材の間がちょっと空いたので、大谷石資料館にも行ってきました。
宇都宮の一大産業だった大谷石の採掘跡がライトアップされて公開展示されているのです。
人の手だけで掘り進めたという地下空間は、とっても神秘的でした。
竹ノ塚駅 |
昨日は、竹ノ塚駅近くにある会社さんと打合せでした。
親しくさせていただいているプロダクションさんのご紹介で初めてお伺いするところで、しかも、竹ノ塚へ行くことも初めてなので、少し早めに着くようにしました。
駅のコンコースに座っていると、ボクのほうを見て、きょとんとしている人がいます。
なんと、大塚でした。
「竹ノ塚で大塚と会うとは!」という感じです。
あっ。
大塚というのは、小学生のころからの悪友なんです。
「え!? なんで、竹ノ塚にいるの?」って思わず聞いちゃったところで、大塚は高校を卒業すると竹ノ塚へ引っ越していったので「そういえば、大塚は竹ノ塚が地元なんだよなあ」ということを思い出しました。
大塚が「オサムこそ、なんで? オサムに似ているなあと思ったけど、こんなところにいないよなあと思っていたんだよ」などなどを聞いてくるなど、久しぶりで、しかも突然の再会に驚くやら嬉しいやらでした。
考えてみたら、大塚とは10年くらい会っていないかもしれません。
滅多にいかない(というか初めて行った)竹ノ塚で、しかも、10秒も違えばすれ違いになって同じ場所にはいなかったでしょうから、大塚に会うなんて偶然にしては出来過ぎな感じです。
びっくりしたけど、嬉しかったです。
実は今、複数のプロジェクトが複雑に絡まって、スケジュールの組み立てに難儀していたのですが、昨日の夕方から夜にかけてすっきりと整理ができました。
なんか、流れが良い感じです。
ちょっとばかり、嬉しさが重なる週明けです。
大橋家住宅 母屋の入り口 |
今週末は、岡山へ撮影に行っていました。
なので、少し早く行って、倉敷へ行きました。
岡山へは何度も何度も行っていますし、倉敷にもイベント関連の取材撮影で何度も行っているのですが、「そういえば、じっくり見ていなかったなあ」と思い、今回は倉敷へ行ったのです。
国指定重要文化財の「大橋家住宅」は、とても見事でした。
江戸時代の町屋の姿をそのまま残していて、その時代の暮らしをうかがい知ることができます。
倉敷格子や倉敷窓など、この地域に根付いた建築様式もあって感動しました。
三層 |
美観地区にも、古くからの建物や蔵が残り、今なお使い続けられています。
ただ、お土産物屋さんやカフェもどきが多くて、ちょっと辟易しました。
まあ、美観地区イコール観光地区イコール観光客目当てという図式になるのは致し方ないのでしょうけど・・・・。
ご愛用の眼鏡
名人推戴状 |
大山名人記念館へも行きました。
大山康晴永世名人の功績の数々を展示した小さな博物館で、奥の座敷が将棋サロンになっていて、駒音が響きます。
ひっそりとしていて大規模ではないけれど、大山名人の顔を思い浮かべると、「これ」という丸い眼鏡がありました。
あと、「ほぉ」と思ったのは、名人位というものは贈られるものではなく「推戴」されるものなのですね。
王位では「贈位状」ですが、名人位では「推戴状」なんです。
名人位だけが持つ格式や厳格さは、こういうところにあるんだなあと、つくづく感心しました。
監督となって初めての優勝フラッグ
オールスター出場記念メダル
日本一になった記念メダル |
それと、星野仙一記念館には、ぜひとも行きたかったのです。
実は、ボクがこうして写真を撮って生活できているのも、星野さんの影響が少なからずあるのです。
というのは、博報堂でのアシスタント時代、星野さんのポートレート写真を何度か撮影することがありました。
まあ、撮影と言っても、ボクはアシスタントなのでシャッターを押すわけではなく、セッティングが完成し、星野さんの近くで最終露出のチェックをしているときのことです。
星野さんが「おまえは、前回の撮影のときにもいたよな」と、突然、ボクに話しかけてくれました。
前回というのは、このときより半年以上も前の撮影です。
しかも、その半年前のボクは博報堂のアシスタントになりたてで、ペーペーもペイペイの「箸にも棒にも」という存在だったボクのことを覚えていていただいていたようなのです。
星野さんが「カメラマンになるのが夢か」と、ぽつりと聞いてきます。
「はい。なりたいです」とボクが答えると、
「そうか。頑張れ。自分に挫けず頑張れ」と励ましてくれたのです。
そして、撮影を始めようとしている師匠から、「長谷川。露出はいくつか、早く教えろ」と声が飛ぶと、
「あっ。ごめん、ごめん。俺が話しかけたから悪いんじゃ」と星野さんがかばってくれたのです。
いやー。
星野さんって「燃える男」が代名詞ですから、とっても怖いと思っていたのに、励ましてくれたり、かばってくれたり、とっても格好いい人でした。
「自分に挫けず頑張れ」と励ましてくれたという、たったこれだけのことですし、星野さんには芥子粒ほどの記憶もないことでしょうけれど、ボクにとってはとても大きな出来事でした。
そして、ボクが、こうして暮らしていけているのは、星野さんとのこと「だけ」ではなく、もっとたくさんのことが積み重なり、影響しあっていることはもちろんなのです。
でも、アシスタントという確たる未来が見えず、不安と迷いばかりのときに声をかけてもらえたことは、ボクにとってとっても大きな出来事でしたし、まさに挫けそうになったときに星野さんからかけてもらえた言葉「自分に挫けず頑張れ」を思い出して気持ちを奮い立たことが何度もありました。
ですから、星野さんの影響は少なからずあり、記念館にも行って、感動に浸りました。
そして、今回の岡山のお土産は、前回のときと同様、大手まんじゅうです。
きびだんごより、断然に美味しいです。
気象科学館
気象科学館 |
昨日は、大手町でロケハンと打合せでした。
気象庁が近くだったこともあり、「きっと、気象資料館みたいなものがあるかも」と思って行ってみたら、やはりありました。
気象科学館と言います。
気象科学館と言うだけに、天気予報の仕組みが簡単な実験装置やパネルで詳しく解説されています。
そして、暴風雨や台風、地震や津波、火山噴火などの原理、それぞれへの備え方などもわかりやすいです。
とても良かったです。
でも、来館者はいなかったです。
平日だったからかもしれませんが、来館者がいないというのは「知らなさ過ぎ」と思います。
とても良かっただけに、広報をしっかりやって、いろんな人に知ってもらったほうが良いと思いました。
あっ。
今ごろ気づきましたが、もう6月なんですね。
6月になって、6日も過ぎていました。
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