商品写真やスナップ写真、モデル撮影のグラビア写真、店舗・建物写真などのほか、取材やインタビュー、原稿作成なども評価が高いフリーカマラマン長谷川修のホームページ。写真撮影のほか、動画の撮影、取材やインタビュー、原稿作成なども承ります。写真コンクールや文学賞などでも入賞や入選し、多くの賞を受賞しています。写真も文章も高評価をいただいています。



【雑記帳 〜常日頃に思うことの羅列〜 2017年10月】
 2017年10月30日(月) 天皇賞の日に万馬券
馬単119倍
昨日は、天皇賞でした。
天皇賞は、キタサンブラックが強くて堅めの配当でしたが、8レールの河口湖特別で馬単の万馬券を獲りました。
来週の競馬は、11月3日の金曜日から3日間開催なので、ちょっと軍資金になりました。
とはいえ、11月3日は取材撮影なんですよね。

それに、10レースの紅葉ステークスは、ちょっと残念でした。
単勝22倍と人気薄で1着になったオートクレールを読み切ったのですが、2着にストーミーシーを切ってしまいました。
ストーミーシー の東京競馬場での成績が芳しくなかったことと、不良馬場なので後ろから行ったら届かないと思ったのです。
もっと素直な馬券を組み立てれば良かったなあと、ちょっと残念です。

軍資金もできて、せっかくの3日間競馬なのに金曜日は仕事ですが、でもまあ、しっかり取材撮影し、土日曜日の競馬をしっかり楽しみたいと思います。

 2017年10月28日(土) 星に願いを、そして手を。(著・青羽悠)
星に願いを、そして手を。(著・青羽悠)
青羽悠さんの小説すばる新人賞作品の「星に願いを、そして手を。」を読みました。
中学生のときに夢中になった宇宙や天文を研究者として追い続ける人と、夢は夢として置き去りにした人。
男の子二人、女の子二人の幼馴染が、その夢を中心に葛藤する姿を描いた作品です。
心がぎすぎすするシーンもありますが、とても爽やかな物語です。

ただ!
物語の舞台でもある「プラネタリウムが閉鎖」ということを「市の観光課職員である主人公が幼馴染の女の子から聞かされて初めて知る」というシーンがあります。
プラネタリウムはどの自治体でも観光施設のひとつなわけですから、観光課の職員が「プラネタリウムの閉鎖を知らない」ということはあり得ないのです。
「女の子からプラネタリウムの閉鎖を知らされたことで置き去りした夢と恋人への思いがふつふつしてきて、心がざわざわしてくる」ということがこの物語の核なるので、「プラネタリウムの閉鎖を観光課の職員として知っていた」とすると、この物語は成立しないことになります。
しかも、同じ町に住んでいながら、高校卒業以来何年ぶりに会うという設定も不自然で無理があると思うんです。
高校卒業以来の再会によってストーリーが転がり始めるのですから、「何年ぶりかの再会」がないとすると、この物語には幅も深さも奥行きもないものになってしまいます。
全体の構成は良いなあと思ったのですが、細部が矛盾しているのが残念に思いました。

 2017年10月26日(木) マスク
昨シーズンの残りですが
今日から、晩秋恒例のマスクをしようと思います。
電車の中で、咳やくしゃみをする人が多くなった気がするのです。
しかも、ハンカチや手で口を覆うこともなく、傍若無人に盛大な咳やくしゃみなんかする人がけっこういるのです。
なので、マスクをして防衛しようと思います。
それに、朝晩が寒いので、防寒代わりになります。
昨シーズンの残りがありましたが、残りわずかなので買い足さねば、です。

 2017年10月24日(火) 台風と宇都宮線の運転見合わせ
近畿周辺に大きな被害をもたらしながら北進してきた台風21号は、日曜日の夜から昨日の朝にかけて通過していきました。
その影響で、宇都宮線も昨日の朝は遅れが出ていました。
そのうち運転見合わせになり、「どうしたのだろう」と思ったら、電気設備の故障で停電したのだそうです。

昨日は、「台風で交通が混乱するだろう」と思い、自宅で作業する予定にしていたのでボクは影響をうけませんでした。
でも、今日はスタジオ(事務所)で撮影だし、行かないわけにはいかないのです。
まだ完全復旧してはいないながら、遅れながらでも運行しているようですので、ラッシュ時間をさけて出かけようと思います。
電車は、やはり、ボクらにとって大切な足なのだなあとつくづく思いました。

 2017年10月22日(日) プロディガルサン
単勝馬券
今日は、京都競馬場で菊花賞が行われます。
そして、東京競馬場の準メインレース「甲斐路ステークス」には、昨年の菊花賞に駒を進めたプロディガルサンが出走します。
プロディガルサンはデビュー戦のパドックで見て、馬体に惚れ惚れして以来、気になる存在でした。
ダービーに出たときには期待したのですが、菊花賞の結果も含めて短距離に適性があるようです。
前走から準オープンにクラスが落ちたのに勝てず、です。
馬名のプロディガルサンは放蕩息子という意味だそうなので、気まぐれというか、才能豊かなのに世間にヘソを曲げてやさぐれている感じなのでしょうか。
今回こそは機嫌を直してきっちり勝って、巻き返してほしいです。
という思いを込めて、単勝馬券です。

 2017年10月19日(木) 文春砲(角川新書)
文春砲(角川新書)
角川新書発行の「文春砲」を読みました。
あの(どの?)週刊文春は、どのように取材しているのかを編集長自ら書き表している本です。
実は、ずっと前に仕事をよくご一緒させてもらっていたライターさんが文春の編集部に入ったのですが、きっと、おそらく、対象者を追う反面で時間に追われ、神経を擦り減らし、肉体的にも精神的にもたいへんなんだろうなあと想像していましたが、この本を読んで、やはり、かなり辛そうな感じです。
それでも、「スクープを取る」という記者魂があるからこそ、追い続けられるんだろうなあと思いました。

「番記者」と呼ばれている者が官邸や官庁から発表されるリリースを基に記事を書く新聞と、記者自身の目と嗅覚と足で追って手で掴み取る週刊誌。
売れないと嘆く新聞と、完売が多い週刊誌。
スクープが少なくなった新聞と、毎週スクープを出し続ける週刊誌。
なんか、わかる気がしました。

と言うボクも取材撮影をさせていただくことがありますが、ボクの場合は、企業広報が主でいわゆる「提灯記事」の部類なのでヘタレなんです。
文春のように「人を追いかける」という取材は、ボクにはムリだなあということも、つくづく思いました。

 2017年10月16日(月) 秋華賞
三連単147倍
昨日の秋華賞は、快心中の会心でした。
人気だったアエロリットは距離が長いと思いましたし、ファンディーナは言われているほど能力があるとは思えませんでした。
実績もそうですが、パドックや返し馬の気配がとても良かったディアドラ、リスグラシュー、モズカッチャンの3頭しかいないのです。
まあ、不安なのは重馬場となってしまい、差し馬のディアドラとリスグラシューが後方から届かないのではというくらいでした。
でも、前に行くしか勝機を見いだせない馬が4頭くらいいるので、上り勝負になれば届くと思いました。
となると、この3頭のボックス買いがもっともなんだと思いました。

実際、アエロリットとファンディーナがレース序盤で引っかかっていましたし、しめしめと思いました。
モズカッチャンが馬群から抜け出したときにカワキタエンカが粘っていたので「おいおい」と思っていたら、リスグラシューがきっちり上がり、ディアドラも猛然と追い込んできました。
理想なのは、人気薄の順にモズカッチャン、リスグラシュー、ディアドラの順が良かったんです。
そうしたら、192倍と50倍も高い配当になっていたので、ここのところがちょっと残念でした。
でもまあ、馬単も当然獲ったし、良しとしましょう。(笑)

 2017年10月15日(日) 二日市温泉
秋の味覚
金曜日と土曜日に、福岡と熊本へ行きました。
天気予想では雨でしたが、2日間とも曇りを保ってくれました。
金曜日の宿泊先は、筑紫野市にある二日市温泉でした。
二日市温泉は、夏目漱石が新婚旅行で訪れ、「放射能泉」という珍しい温泉なんだそうです。
夜は、秋の味覚もしっかり堪能させてもらいました。
いやー。
ほんと、良い週末でした。

 2017年10月13日(金) 黒い結婚 白い結婚(講談社)
黒い結婚 白い結婚(講談社)
講談社発行の「黒い結婚 白い結婚」を読みました。
窪美澄さんや瀧羽麻子さんなどによる、結婚にまつわる短編のアンソロジーです。
タイトルが示すように、幸せな結婚と不幸な結果になる結婚が描かれています。
周りから見ても素敵な人でも内側にドロドロしたものがあったり、頼りなく欠点だらけな人が案外頼もしかったりといった具合に、結婚の不確かさも描いているように思いました。
表紙も裏表紙も、読み始めがどちらにもなっていて、編集においても「結婚の表と裏」を表しているのかなあとも思いました。

 2017年10月11日(水) ざわっと
神戸と熊本のラングドシャー
先週は神戸へ行ったり、スタジオ(事務所)に籠って撮影したり、インタビュー取材があったり、熊本での取材撮影(例によって日帰り!)とざわっとした一週間でした。
神戸へ行ったときにはチョコレートのラングドシャーをお土産に帰ったので、熊本へ行ったときには牛乳のラングドシャーを買って帰りました。
まあ、なんというか「ラングドシャーの食べ比べ」っていう感じです。
まあ、どっちも美味しいんですけどね。
こうやって、いろんなところへ行かせてもらい、いろんな写真を撮影させていただけて、美味しいものをたくさん食べられるのですから、カメラマンっていう職業はほんと幸せだなあとつくづく思います。

 2017年10月8日(日) 濃霧
霧と一番列車
朝起きて、雨戸をあけたら濃い霧に包まれていました。
ちょっと幻想的です。
霧の中から、ぬいっと一番列車が顔を出し、走り抜けていきます。
誰かと、その誰かの思いを乗せて、一番列車が走り抜けます。
なんて、ちょっとロマンチックにさせる霧でした。

 2017年10月3日(火) 新聞に載っちゃいました
東京新聞 2017年10月3日(火)付 発言欄(ミラー)
8月下旬の朝、スタジオ(事務所)へ向かって春日通りの自転車専用道路を走っていると、細道から車が一時停止もせず飛び出してきました。
細道側には一時停止の標識と停止線があるのにです。
「危ねぇじゃねぇか」と睨みつけてやると、なんと赤色灯を屋根に乗っけてサイレンを鳴らさない覆面パトカーでした。
中には、「警視庁」というワッペンが付くビブスを着用する警察官が乗っています。
ちーっとばかり頭に血が上り、怒り心頭で事の顛末を書いてしまった次第です。
そうしたら、今日の東京新聞に掲載してもらえました。

まあ、言えば、このことは私憤であり、一時停止したかどうかはチッチャいことです。
でもですね、警察がしちゃあいかんじゃろ、と思うわけです。
だって、春日通りの左側車線は朝の時間帯にバス専用路線になるので、そこを通行する一般車両を毎日取り締まっています。
バス専用道路になっているなんて、毎日通る車しかわからんくらいチッチャいことを取り締まっている警察が、一時停止違反をして平気の平左っていうはダメです。

極めつけは、警視庁はホームページにおいて「交通違反の指導取締りを通じて、交通ルールの遵守と安全意識を高める」と声高に宣言しているのです。
自らのたまわったことができないなんて、「今年の夏休みの宿題は早めに終わらせる」と言っておきながら、けっきょく二学期が始まっても終わらない小学生のようです。
それに、助手席に座っていた警察官は一時停止違反をした警察官を取り締まらないのはなぜなのかと、大いなる疑念がふつふつとマグマのように噴き出してきてしまいました。

そうそう。
実は、江戸の検挙率の高さを「岡っ引きが市井の暮らしに寄り添い知悉し、庶民から信頼を得ていた」と記しましたが、編集部から「岡っ引きの中には渡世人やヤクザ稼業の者も混ざっていたので、このあたりは手を入れますね」とわざわざ連絡をいただきました。
まあ、新聞としては史実に則らないとっていうことなんだと思います。

−−−−−−−−(以下は、今回の掲載文の原文です)−−−−−−−−

事務所近くの春日通りの自転車専用通行帯を自転車で走行中、細道から進行する警察車両が一時停止しないために危うく事故になるところだった。この車両は、警視庁のビブスを着用する2名が乗車する覆面パトカーと呼ばれるものだったが、サイレンは鳴らしておらず緊急車両の状況ではなかった。
細道には一時停止の標識と停止線があることから、運転する警察官は道路交通法に違反したことになる。さらに、同乗する警察官は運転者に対し違反行為の告知を行っていない。
すなわち、警視庁はホームページにおいて「交通違反の指導取締りを通じて、交通ルールの遵守と安全意識を高める」と宣うが、「交通ルールを遵守せず、安全意識が低い警察官」と「交通違反の指導取締りをしない警察官」が警視庁内に存在するのである。
これについて警視庁に見解を求めたが、身内の道路交通法違反に頬被りする魂胆か、警察権力に驕っているからか明確な回答は示さない。
かつて世界最大人口の江戸市中の治安を守った岡っ引きは、科学捜査がなくとも高い犯罪検挙率を誇ったと言われる。おそらく岡っ引きが市井の暮らしに寄り添い知悉し、庶民から信頼を得ていたからであろう。
しかし現代では、犯罪白書によると検挙率は昭和28年の70%がピークで32%にまで落ち込んでいる。社会制度や風俗慣習が江戸とは異なるとはいえ、この数字は警察が地域コミュニティの把握を怠り、警察行政への市民の不信が募っていることの証左と思えてならない。
岡っ引きのように庶民から信頼を得るにはどうすべきか、一人ひとりの警察官が胸に手を当てるべきである。

 2017年10月1日(日) 秋の深まり
今日から10月です。
いつの間にか暑さが涼しさに変わり、朝夕は寒さを感じるほどです。
日の出では遅く、夕暮れが早くなりました。
今年も、残すところ3ヵ月です。

今年も、仕事三昧の毎日だったなあと思います。
ありがたいです。
昨日は山梨県内の森へ朝早く入るために、おとといの夜は八王子に泊まりました。
今日も、これから月曜日の午前に神戸である取材撮影のために三宮で泊まります。
交通費や宿泊費などの経費が掛かるにもかかわらず、「来いよ」とお声掛けいただき、「行ってこい」と送り出してもらえるということは、ありがたいです。
いろんなところへ行かせていただき、いろんなところなことを見聞できるのですから、カメラマンってほんと幸せな職業だなあとつくづく思います。
ほんと、ありがたいことです。


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By;Osamu Hasegawa