商品写真やスナップ写真、モデル撮影のグラビア写真、店舗・建物写真などのほか、取材やインタビュー、原稿作成なども評価が高いフリーカマラマン長谷川修のホームページ。写真撮影のほか、動画の撮影、取材やインタビュー、原稿作成なども承ります。写真コンクールや文学賞などでも入賞や入選し、多くの賞を受賞しています。写真も文章も高評価をいただいています。



【雑記帳 ~常日頃に思うことの羅列~ 2023年9月】
 2023年9月30日(火) 今年はやはり暑かった
白くて小さなニラの花
今月初めにニラの花が咲きました。
いつもなら秋のお彼岸くらいに咲くのですが、9月に入ってすぐくらいにちらほらしてきて、中旬には盛りでした。
ふだんは10月いっぱいくらいまで売っている近所の梨農家さんも「今年は10月の半ばくらいに終わるかも」と話していました。
9月に入っても気温が下がらず、30度を超える毎日だからだそうです。
今年は冷房いらずで過ごしてきたので、あんがい涼しかったのかなあと思っていましたが、植物や農産物をみるとやはり暑い夏だったのだろうなあと思います。
梨農家さんが言われるように、暑さがおさまらないっていのも厄介なんだと思います。

 2023年9月20日(水) 傑作はまだ(著・瀬尾まいこ)
傑作はまだ(著・瀬尾まいこ)
瀬尾まいこさんの「傑作はまだ」を読みました。
人との関わり方が下手なこともあり、20年以上両親や近所と接触を絶ち、引きこもりのような暮らしをする小説家のもとに、会ったこともない息子が「1ヵ月だけ泊めてほしい」と訪れてくるところから始まる物語です。
新人賞を獲ってデビュー間もないころに、一回だけ「やっちゃった」女性から「妊娠した」「生まれた」という知らせを受け取って以降、養育費だけを送金していただけで初めて会う息子と、引きこもり生活による世間知らずの小説家の二人の暮らしが展開していきます。
だんだんと二人の距離が詰まったころに1ヵ月が経ち、息子が帰って行く前後に「なぜ訪ねてきたのか」が判明します。
この「なぜ」という理由が、とても温かいんです。
始まりから3分の2くらいは、なんかダラダラとした展開なのですが、最後はぬくぬくと温かいです。
やっぱり、上手いなあと思います。

 2023年9月18日(月) 東スポ餃子の奇跡(著・岡田五知信)
東スポ餃子の奇跡(著・岡田五知信)
岡田五知信さんの「東スポ餃子の奇跡」を読みました。
本業である新聞が売れなくなったので「東スポが餃子の製造販売を始めた」という顛末です。
なんか、プロジェクトエックスのようなストーリーがあるのかなあと思ったら、「ワンマン取締役のゴリ押しでプロジェクトを進め、マスコミ人脈でタレントちゃんたちをピーアールに利用して、ちょっとだけ売れましたとさ。ちゃんちゃん」という数文字で終わってしまう、まったくもって面白みのない、てんで薄っぺらなものでした。
まあ、新聞が売れないのはネット記事やSNSの影響ってほざいていますが、いやいや、そもそも、まったくもって読み応えのない記事を載せても誰も買わんよっていうことです。
それに、東スポは「金曜日と土曜日に販売部数を伸ばすので平日に売れなくても良い」なんてこともほざいてますが、まったくもって頓珍漢な取材と記事とか、デスノートのようなバカ記事とかは、誰も読まんのです。
それこそ、とても素晴らしい馬柱がインターネットで入手できるのですから、「平日に売れなくても」と頼り切っていた金曜日と土曜日の販売部数も落っこちていると思うのです。
けっきょく、「新聞はオワコンなんだなあ」ということを知らしめるような本でした。
ちゃんちゃん。

 2023年9月16日(土) 怒鳴られ駅員のメンタル非常ボタン(著・綿貫渉)
怒鳴られ駅員のメンタル非常ボタン(著・綿貫渉)
綿貫渉さんの「怒鳴られ駅員のメンタル非常ボタン」を読みました。
タイトルどおり、駅員だった人の経験談っていうだけの書籍です。
なんか、駅員の仕事について書かれていますが、タイトルほどドラマチックじゃないし、ふむふむ、なるほどと思えることはあまり書かれてなかったです。
まあ、駅員の仕事がそうそうドラマチックっていうことはないでしょうから、期待するのが間違いだったという感じでしょうか。

 2023年9月13日(水) 肝、焼ける(著・朝倉かすみ)
肝、焼ける(著・朝倉かすみ)
朝倉かすみさんの「肝、焼ける」を読みました。
小説現代新人賞受賞作の表題作品、北海道新聞文学賞の受賞作品など、稚内に転勤になった年下の彼の日常が気になり浮気を疑い出向く女性だったり、影が薄い少女時代を引きずったまま大人になったような女性だったり、どれも30歳代の女性が主人公の5つの短編小説です。
もし、現実にボクのまわりにいたら「めんどくさそうな女だなあ」と思う反面、なんか、「ほっとけないじゃん、こんな女」と思ってしまいそうな物語でした。

 2023年9月8日(金) くちなし(著・彩瀬まる)
くちなし(著・彩瀬まる)
彩瀬まるさんの「くちなし」を読みました。
第5回高校生直木賞受賞作で、直木賞候補作ということで期待もありましたが、のっけから愛人の左腕を外してしまう女だったり、嫉妬で男を頭から食べちゃう女だったり、避難民の少年と買春行為をしちゃう女だったりと、奇妙奇天烈な短編作品集でした。
ストーカーまでしてしまうほど恋焦がれた服飾デザイナーの男が、大家の人妻にストーカーをするほど入れ込んでいるのを知りながら、その男のために尽くす女の心理描写が巧みだなあと思った「愛のスカート」は良かったと思いますが、ほかは、まったくもって理解不能でした。
こういうのでも作品賞を受賞しているということは良い作品なのでしょうし、ボクの読解力のなさが所以なのでしょうけど、ボクは気持ち悪くなるだけでした。

彩瀬さんの作品は、東日本大震災をモチーフにする「やがて海へと届く」とか、せつないけれど温もりのある「骨を彩る」とか、優しくて温かい作風なのかと思ったのですが、なんか、こんな人だったとはがっかりで読み終わったあとはぐったりです。
もう一冊、ほかの作品を読んで、こんなだったら、この人の作品は、もうイイかなあと思います。

 2023年9月6日(水) 虹にすわる(著・滝羽麻子)
虹にすわる(著・滝羽麻子)
滝羽麻子さんの「虹にすわる」を読みました。
かつて家具職人を目指して大学で学んでいたものの、卒業後は専攻とはまったく畑違いの住宅メーカーで営業職として働き、独居となった祖父と暮らすために故郷に帰ってきた男の家に、同窓生が転がり込んできたことから物語が始まります。
性格や考え方がまったく違う二人が木工工房を手探りで始め、お互いの不得手をお互いの長所で補い、制作した椅子は評判が評判を呼びという具合に好循環となるものの、それが二人の立場を分かつ出来事に発展していきます。
けっきょく大団円的な締めくくりになるのはどんなモノかと思うのですが、まあ、ちょっと感動的なストーリーでした。

 2023年9月4日(月) ハチに刺されました
パンパン
昨日、ハチに刺されちゃいました。
右手の甲から親指の付け根あたりが、ぷっくりパンパンに腫れています。
夏の間、ほったらかしにしていた庭の植木を剪定したら、ハチが襲ってきました。
植木の中に巣をつくっているのかと思ったのですが、枝を打ち払っても巣はなく、なぜ襲ってきたのかナゾです。
人差し指の付け根と第2関節の真ん中を刺されたのですが、そのときは、チクリとしたので水で洗ってムヒ塗ってバンドエイドを貼ればじゅうぶんと思いました。
ところが、寝ようかなあと思ったときくらいから腫れだして、朝起きたら、パンパンになっていました。
ちょっと痒みがあるくらいで痛みはないし、指を曲げるときに皮膚がひっつれる違和感がある程度なのですが、病院で診てもらおうかなあと思ったのですが、「混んでんだろうなあ」と思うと億劫です。
インターネットでハチ刺されの対処法を調べたら「冷やすと良い」とあり、保冷剤を乗っけたら、腫れが治まっていくようです。
きっと、半日くらい保冷剤を乗っけておけば治りそうな感じなので、病院行きはやめます。
それにしても、ハチ一匹に刺されただけなのに、こんなにも腫れるとはという感じです。


2023年8月を見る
トップページに戻る

掲載している写真や文章などの無断転載および無断使用を禁止します。
個人情報保護基本方針(プライバシーポリシー)
By;Osamu Hasegawa