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【雑記帳 ~常日頃に思うことの羅列~ 2021年7月】
 2021年7月31日(土) 月下美人
凛とした白色
月下美人が開花です。
暑さを忘れる、凛とした真っ白い花です。
今年は寒いころから花用の肥料を蒔いたりしたからか、たくさん花が咲きました。
最初は一輪だけだったのですが、四輪いっぺんに咲いたときは玄関まわりだけではなく2階にまで芳香が漂ってきて、朝起きても香りが残っていました。
それにしても、なにゆえに夜中にひっそりと花を咲かすのか不思議な花です。
こんなにも、まさに月下美人の名にふさわしく美しいのなら、たくさんの人に見てもらえる昼間に咲けば良いものをと思いますし、一晩だけで萎んでしまうなんてもったいないと思うのです。
まあ、一晩で咲き終えてしまう儚さのある美しさだからこそ「月下美人」なのかもしれません。
別の幹にも蕾がいくつか付いているので、まだまだ咲いてくれそうです。

 2021年7月29日(木) 梨の季節
梨2つ
いよいよ、梨の季節の到来です。
今年も盆参りは難しい状況なので、梨を送ってもらおうと毎年買わせてもらっている梨農家さんへ行ったら「昨日から始まった」と言うので、一袋買ってきました。
やはり、梨がなければ暑い夏を乗り切れません。
さっそく冷やして、夜に食べようと思います。

 2021年7月24日(土) いよいよワクチン接種なのでしょうか
新型コロナウィルスワクチン接種のお知らせ
今月初めくらいに、「新型コロナウィルスワクチン接種のお知らせ」が届きました。
「お。いよいよ順番が回ってきたのか」と予約ホームページを表示させ、接種券番号と生年月日を入力します。
でも、しかし!
「間違っている」という旨の表示が出てきます。
じぇじぇじぇと見直して、接種券番号と生年月日を入力し直します。
でも、しかし!
「間違っている」という表示です。
銀行のATMなどでは何度も暗証番号の入力間違いをするとカードが使えなくなると聞いたこともあり、あんまり続けていると無効になっちまうんじゃないかと案じて、接種券番号と生年月日の入力をやめました。
クソ以下だったヤツから市長が新しく代わって良い市になったのに、新しい市長もクソ野郎なのかと思い、いぢめてやろうかと思って書類をよくよく見たら、なんと、「予約開始のお知らせハガキ」の到着を待たなければならいのだそうです。
ん?
この「ワクチン接種のお知らせ」のほかに、「予約開始のお知らせ」が後送されるということなのでしょうか。
なぜに、そんな二度手間をかけるのでしょうか。
二度手間だし、「予約開始のお知らせ」の印刷代や発送費用って、無駄なんじゃないでしょうか。
予約ができる段階になって「ワクチン接種のお知らせ」を送れば、それだけ済む話なんじゃないのでしょうか。
それに、今回受け取った「予約開始のお知らせ」だけでは先に進めないのであれば、熱々の味噌ラーメンが運ばれてきても「箸をつけるのは、もうちょっと待ってくださいね」と言われているようなものです。
職域接種だって申請数が多すぎてワクチンの数が足らず対応できないとかで申請受付を中止したみたいですし、そもそもワクチンの数は足りないのでしょうか。
国民みんなに行きわたる分の数は確保しているっていうことでしたが、やはり足りないっていうことでしょうか。
キューピー首相の頭の中身と髪の毛と同じように、ワクチンも足りていないのかもしれません。

首都圏では新規感染者数が急増し、東京ではもうすぐ3千人を超えると予測されていますし、それに伴うかのように埼玉県でも少し前までは2桁だった新規感染者数が500人を超えてしまいそうです。
ワクチンが足りていないのに、安心安全という空念仏(by キューピー首相)を唱えながらのオリンピックが始まりました。
新規感染者数が急増しているのに、ウィルスに打ち勝った証(by クソまみれの安倍)のオリンピックが始まりました。
3年前の平昌オリンピックではたくさんの感動がありましたが、もう、オリンピックから感動は得られないように思い始めています。

 2021年7月17日(土) 梅雨明けじゃが
横浜山下公園
今週は、横浜でのロケ撮影がありました。
ちょっと早めに着いたので山下公園をひと歩きしました。
ターミナルにはビルよりもデカい大型客船が停泊していて、「おぉ。港町ブルースじゃのう」などとワケのわからい感慨を抱いてしまいました。
薄曇りながら、ところどころに青空が望めて、「夏なんじゃなかろうか」と思える暑さでした。

関東地方は、昨日ようやく「梅雨明けしたもよう」などいう曖昧模糊な発表がありました。
あのですね。
梅雨前線は、10日の時点で関東よりも北へ移動しているのは天気シロウトだってわかります。
そりゃあ10日以降でも毎日雨が降りましたが、その雨は寒気の影響であり、梅雨の原因である梅雨前線の影響ではないのです。
しかも、ここ一週間の雨は雷も連れていて強く降るけれど短時間でやんでしまう篠突く雨で、梅雨特有の空気にさえも水を含んでいそうなジットリとした雨なんかじゃないのです。
そして、昨日の「関東地方も梅雨明けしたもよう」などと宣言とほど遠い、呆れるほど気弱な情報発表です。
「おせぇえよ」ってなもんです。

いや、あの、その。
別に梅雨明け宣言があったからといって、この暑さがどうなるもんじゃないのはわかっています。
でもさあ、「とうとう夏が来たのか」っていう覚悟ができると思うんです。
「夏になんか負けるもんか」という気概というか、立ち向かう蛮勇というか、気持ちが奮い立つというか、そういうのがないと、ここ数年間の暑さを乗り越えられない気がするんです。
まあ、どんなに勇んでみても、けっきょくは昼間の暑さには白旗上げてしまうのでしょうけど、最初くらいは「今年こそは勝てるんじゃないか」と思わないと、夏が終わるころには完膚なきまでに打ち負かされて廃人のようにボロボロになってしまうと思うのです。
ここは、天気の取りまとめというか、天気の作戦参謀のような気象庁には、毅然と胸を張って「梅雨明けじゃあ」と力強く声高らかに宣言をしてもらいたいものだと思うのです。

 2021年7月16日(金) タクジョ(著・小野寺史宜)
タクジョ(著・小野寺史宜)
小野寺史宜さんの「タクジョ」を読みました。
新卒でタクシードライバーになった女性が主人公の作品です。
タクシードライバーの仕事ぶりや女性ドライバーならではの心理描写が巧みだなあと思いました。
そして、恋と仕事の二者選択を深く悩む中にドライバーとしてのトピックを差し込んむ展開で、ワクワクしながらページをめくりました。
なんか、続きがありそうな感じがします。
というか、続きを読みたくなりました。

 2021年7月12日(月) ROCKER(著・小野寺史宜)
ROCKER(著・小野寺史宜)
小野寺史宜さんの第3回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作「ROCKER」を読みました。
小学4年生のときに薬物中毒者に親友を殺害されて以来、人と距離を置いて過ごす女子高校生の成長譚です。
構成やストーリー展開は、なんかホッとする温かみがあるのですが、登場人物のキャラクターというか関係性はなんかご都合主義な感じがしました。
唯一心を許せる従兄の高校教師は伝説のブルースロッカーを父に持っているからなのかギターがプロ並みに上手く、それに憧れて集まる高校生、従兄の大学時代からの友人であり女性しか愛せない女性高校教師、二人が頻繁に過ごす喫茶店のウェイトレスは格闘家などなど、「おいおい。こんな短期間に、こんなに濃いキャラクターのヤツらに現実では出会わんじゃろう」という展開です。
そして、ストーリーのキモとも言える主人公の女子高校生は歌がうまいことになっているのですが、友だちがいないのに唄をどこで覚えるのだろうかと思うのです。
それに、最後のほうで「カラオケよりも良い」と感じながらブルースバンドの生演奏で歌うシーンがあるのですが、心を閉じている友だちもいない女子高校生がカラオケに行くのだろうかと思えてきて興ざめでした。

 2021年7月7日(水) 食っちゃ寝て書いて(著・小野寺史宜)
食っちゃ寝て書いて(著・小野寺史宜)
小野寺史宜さんの「食っちゃ寝て書いて」を読みました。
一発屋のような小説家とヒット作を生み出せずにいる若手編集者の日々を描く物語です。
登場人物の心理描写が巧いなあと思いました。
でも、やっぱり「なんだよ。楽屋落ちのストーリーか」という感はぬぐえないのです。
同じ展開を、自分が棲む世界とは異なる分野を舞台にしてほしかったです。

 2021年7月4日(日) 国税記者の事件簿(著・田中周紀)
国税記者の事件簿(著・田中周紀)
田中周紀さんの「国税記者の事件簿」を読みました。
田中さんは共同通信社の記者で、国税庁を担当されていた経験をもとに書かれた「脱税事件」のあらましの解説本です。
ニュースになった脱税事件の関係者の人間模様や裏側、国税庁の動きなど地道な取材を続けてこられたからこそのトピックに興味をそそられました。
いや、あの、その。
この本を読んだきっかけは、ある取材撮影で知ったので読んだだけで、けっして、脱税してみようかなあという目論見や企みがあってのことではないのです。
たぶん、おそらく、きっと。(笑)

 2021年7月1日(木) 空ちゃんの幸せな食卓(著・大沼紀子)
空ちゃんの幸せな食卓(著・大沼紀子)
大沼紀子さんの「空ちゃんの幸せな食卓」を読みました。
第9回坊っちゃん文学賞大賞受賞作「ゆくとし くるとし」は大学生活になかなかなじめない女子大生が、帰った実家で過ごす年越しに起きる出来事で前を向く気持ちが生まれるストーリーでした。
「僕らのパレード」はファンタジーな展開で、結末はどんなふうなのだろうと読み進めていくと少年が忘れていた出来事は衝撃的なことだったし「おぉっ!」となる意味深いストーリーです。
「空ちゃんの幸せな食卓」も、複雑な風景をのぞくほうがきれいに見えるというビー玉万華鏡の話に、複雑だけれど寄り添い合おうとする気持ちが表れていてなかなかの感動でした。


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By;Osamu Hasegawa