【雑記帳 ~常日頃に思うことの羅列~ 2022年7月】 |
メトロ文学館入選作品「秋さる」
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少し前に、数年前に亡くなった叔母が現れる夢をみて、それをモチーフに言葉を編み、何年かぶりでメトロ文化財団の「メトロ文学館」に応募した作品が入選しました。
久しぶりに応募したところ、入選しました。 会いたいけれど、もう会えない人たち。
会いたいけれど、もう会ってはもらえない人。
会いたいけれど、コロナに阻まれて会えない人たち。
そんな思いばかりが重なっていく夏です。
2022年7月30日(土) 檸檬のころ(著・豊島ミホ) |
檸檬のころ(著・豊島ミホ)
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豊島ミホさんの「檸檬のころ」を読みました。
あとがきに「高校生活は無様なものだったけれど、それなりの青春を描いた」とあり、高校生活のエピソードをもとにするストーリーなのだろうなあと思います。
高校生活はモヤモヤの中で周囲の人たちの距離感だったり恋愛だったり自分自身の進路だったりを探る時期で、ドラマや映画なんかのように絵に描いたような青春なんかを味わえないのだけれど、それでも、振り返ると「良いときだった」とか、「あれが今につながっている」とかと思えるワケです。
登場する高校生たちも、もっと大人になって振り返ったときに「そのとき」を味わえる人生でありますようにと祈りたくなるほど物語に惹き込まれました。
2022年7月29日(金) 左京区桃栗坂上ル(著・瀧羽麻子) |
左京区桃栗坂上ル(著・瀧羽麻子)
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瀧羽麻子さんの「左京区桃栗坂上ル」を読みました。
父親の転勤に合わせて2、3年起きに全国各地へ引っ越しと転校を繰り返した女の子が、親友となった女の子の兄に恋をして憧れ、その兄が研究する学問にも憧れ、大学生活を通じて恋心が実って結婚するという約20年間を描く大河ドラマ的なストーリでした。
その女の子が妻となって妊娠し、夫となった兄が、お腹の子に話をするという、なるほどと思える構成なのですが、やはり、どこかご都合主義のストーリー展開でした。
そもそも、すべての登場人物が良い人すぎるのと、それぞれのキャラクターや絡み具合が、ご都合主義なんじゃないかと思いました。
まあ、温かな物語なのでスムーズに読み進めましたが、あんまり残るものがなく残念です。
2022年7月27日(水) ひとり日和(著・青山七恵) |
ひとり日和(著・青山七恵)
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青山七恵さんの芥川賞受賞作「ひとり日和」を読みました。
母親が中国で働くことに伴い遠い親戚の老人女性と暮らすことになったフリーターの女性の話です。
なんか、全体がご都合主義的な展開で、なんだかなあという感じです。
そもそも、そんなにポコポコと男と出会えるものなのだろうかっていう感じですし、そんなにスムーズに働き口が見つかるのかっていうことです。
こういう話が芥川賞を受賞できてしまうのかと思いました。
なんか、芥川賞って薄っぺらなのですね。
少し前に、この人の文藝賞受賞作「窓の灯」と桜木柴乃さんの直木賞受賞作品「ホテルローヤル」を読みましたが、この2冊とも面白くもなんともない、やっぱり薄っぺらい話でした。
今回はこの人の直木賞受賞作品を読んでみましたが、これも、とんでもなくつまらんものでした。
直木賞やら芥川賞やらナンとか文学賞やら、受賞作品は面白くもなんともないつまらないモノなんだなあと確信した気がします。
甲種輸送中
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先日、雨がそぼ降る中、撮り鉄の人たちが多くいて「何が通るのじゃろう」と思い、ボクも窓辺に三脚を立ててビデオカメラをセットし、録画しました。
撮り鉄の人たちが帰り始めたので、みんなの狙いはすでに通過したのだろうと思い、どれどれと録れた映像を見ると、機関車に引っ張られた変わった電車が通過していました。
調べてみると、伊豆急行の「THE ROYAL EXPRESS」が夏の間は北海道で運行されるとかで、JR貨物が「甲種輸送」という名称で運んだのだそうです。
ほー。
伊豆の観光列車を北海道で走らせるということを初めて知りましたし、「甲種輸送」というのがあるのだなあとも知りました。
でもさ。
北海道では機関車で引っ張るのじゃなく自力で走るのだろうし、東北本線も自分で走れば良いじゃんと思うし、なんだったら観光客も運べば、その分、儲かるんじゃなかんべとも思うのです。
そうそう。
それにしても、撮り鉄の人たちは、こういう情報をどこから仕入れるんじゃろうと思うほど詳しいですし、目当ての列車が通過するほんの一瞬のために、何時間も待つなんて、すげぇーなあと思います。
この日は、小雨が降ってそんなに暑くはなかったけど、それにしても、すげぇーなあと思うのです。
あっ。
夏の間、北海道で走ったあとの秋には帰ってくるのでしょうけど、それは、いつになるのでしょうか。
下りで行ったっていうことは、上りで帰ってくるということだと思うのです。
そのときは、そのときで、また見てみたいなあと思うのです。
秋の始まりには、撮り鉄の皆さんの集まり具合に注目したいと思います。(笑)
検査結果は陰性!
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コロナが再びの感染拡大し、これで第7波だそうです。
5月中旬くらいから先月終わりくらいにかけて全国12都市で取材撮影をさせていただいて思っていたとおり、「さもありなん」っていう感じです。
だって、熊本へ行く飛行機はバスで移動しての搭乗だったのですが、そのバスの中では、マスクをしているとはいえ大声でしゃべる人たちで溢れかえっていて、長崎からの帰りも飛行機から空港ターミナルビルまでバス移動で、やはり似たり寄ったりでした。
果ては、富山へ向かう新幹線の隣りに座ったおじさんはマスクをしていなかったので、インタビュー取材で使うクリップボードをアクリルの飛沫防止パーティションのように遮蔽板にしてしまいました。
それに、富山から大阪へ向かうサンダーバード車内では、通路を隔てた中年男女は顎マスク状態でしゃべっているので、つい「話すんならマスクをちゃんとしてくれませんか」と言ってしまい、ついつい舌打ちまで加えてやりました。
極めつけは、ホテルの朝食では、老人会のような集団がべらべらと話しながら食べている始末で、しかもホテルのスタッフたちは見て見ぬふりっていう感じでした。
高齢者が感染しちゃうとアブねぇから「若い衆は感染防止に気をつけろ」と言われているのだから、ジジイババアどもこそ「黙って食え」と思うし、感染が広がれば、再び旅人が減ってホテルの利用者が減って苦しい思いをするのはホテルのスタッフたちだというのに、何やってんだかという感じです。
まあ、ボクが出くわした人たちの全員がコロナ感染拡大の原因とは言いませんが、とはいえボクが出くわした極々わずかな出来事が至る所であったし至る所であるのでしょうし、「感染拡大やむなし」と思うのです。
で、けっきょくは、政府が検討していた「旅行割」の実施も延期になってしまいした。
夏休みにかかる期間で旅行割が実施されれば、子ども連れで旅行を計画するファミリー層は割安で旅ができたでしょうし、ホテルだって利用者が増えたでしょうにって思います。
ボクが取材撮影で全国を巡っているときは「コロナが減少傾向」っていう時期で、「屋外では熱中症対策としてもマスクを外して良い」となっていましたが、それでも、室内や社内ではマスクを外しちゃいかんのです。
最近では、近所のスーパーマーケットでも、ノーマスクの人たちを見かけることがあります。
屋外で呼吸だけしているんだったらノーマスクで良いけれど、しゃべるんだったら「屋外でもマスクしようぜ」と思いますし、今や「屋内ではマスク」は当然なのです。
屋内でマスクを外すことは、「人前でパンツを脱ぐ」と同じくらい恥ずかしい行為だと思うのです。
軽イスかる助
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使い方はこんな感じ
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菜園で使っている散水ノズルに小さな穴がいくつも空いてしまい、カインズで新しいものを調達したのですが、そのときに見つけたのが「軽イスかる助」です。
いわば簡易椅子で、腰にゴムで結んでおけば、手に持つことなくま移動してそのまま座れるって、文字どおりの楽チン軽イスです。
雑草取りとか、肥料を撒くときとか、これがあると、とってもラクです。
これで、もっと野菜たちの手入れができそうです。
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