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【雑記帳 ~常日頃に思うことの羅列~ 2023年7月】
 2023年7月29日(土) 潮風エスケープ(著・額賀澪)
潮風エスケープ(著・額賀澪)
額賀澪さんの「潮風エスケープ」を読みました。
大学附属の高校に通う女子が、日本各地に伝わる奇祭や異文化などを研究するゼミにいる男子大学生目当てで顔を出してるうちに、その大学生の故郷の島で行われる奇祭調査に同行した夏の物語でした。
なんか、いまいち物語に入って行けないなあと思いました。
やはり、すべての登場人物のキャラクター設定が、ご都合勝手放題なんです。
なので、すべてのエピソードが空まわっちゃっている感じで、面白くもなんともない333ページもの長編でした。
ウズタマ」とか「ヒトリコ」とか、すっごく感動したのですが、「君はレフティ」もつまらなかったし、この前読んだ「風に恋う」なんてほかの作品の焼き回しだし、この作家の作品は当たり外れが激しいなあと思います。
ちーッとばかり「残念作家グループ」の仲間入りかなあと思い始めました。
ちゃんちゃん、と。

 2023年7月26日(水) 未来のことは未来の私にまかせよう(著・黒木奈々)
未来のことは未来の私にまかせよう(著・黒木奈々)
黒木奈々さんの「未来のことは未来の私にまかせよう」を読みました。
胃がんを患い、若くして亡くなられたニュースキャスターの黒木奈々さんの闘病記です。
亡くなられたというニュースを目にして思ったのは、「もっと伝えたいことがあっただろうなあ」ということと、「きっと並々ならぬ努力でニュースキャスターというポジションを得たのだろうなあ」ということでした。
この闘病記では、そういったことも記されていますが、家族や一緒に働くニュースチームのメンバーとの関係も描かれていて、黒木さんを心配する人に対して、それ以上に、黒木さんが心を砕いていたのだなあと思います。
最近、ふとしたことで、黒木さんが、この闘病記を残されていることを知り、手に取りました。
亡くなられてから、もう10年近くになるのだなあと、ちょっとせつない気持ちな思いです。


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By;Osamu Hasegawa