【雑記帳 ~常日頃に思うことの羅列~ 2023年4月】 |
定番の撮影ポイント
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先月末に、松本へ行ってきました。
車に機材を詰めて行く撮影が安曇野であり、せっかくなので撮影前日に松本をゆっくり見て回ろうと思ったのです。
松本へは仕事で何度かで行かせてもらうことはあったのですが、ほぼトンボ返りのような慌ただしい取材撮影だったので、あらためてという思いです。
って、「遊びで行ってるんじゃねぇんだゾ」っていう話なんですが。(笑)
行ったときは、ちょうど桜が満開で、松本城の美しさとともに見惚れてしまいました。
天守閣の中は、最上階の井桁梁に松本城を守ってきたと言われる二十六夜神が祀られ、階層ごとに火縄銃の展示があるくらいで「これ!」といった展示はないのですが、北アルプスの眺めは素晴らしかったです。
そうそう。
天守閣の中の階段は、まるで梯子なんじゃないかというくらいとんでもなく急で、アスレチックのようで、これはこれで楽しかったです。
松本市立博物館完成間近
時計博物館外観
時計博物館
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松本市立博物館も訪れたかったところですが、建設中でした。
今年の秋くらいにオープンするそうなので、きっと、それ以降にも信州での撮影はあると思うので、そのときに、あらためて行ってみたいと思いました。
って、「遊びで行ってるんじゃねぇゾ」っていう話なんですが。(笑)
時計博物館は、歴史ある時計や精緻に装飾を施す趣ある時計などが展示されていて、じっくり鑑賞してしまいました。
時計って実用品ではあるけれど、こんなに美しいのだから、やはり美術品の領域なんじゃないかと思えてきます。
ただ、ちょっと残念だったのは、展示している時計についての解説がほとんどないことでした。
時計がつくられた国や地域の時代背景や社会情勢なんかもあると、もっと、その時計のことを詳しく知れたのにと思いました。
そうそう。
ランチは、中町通りのくろ門という飲み屋さんで、山賊焼きを食べました。
山賊焼きは松本名物だそうで、でっかい唐揚げっていう感じでした。
うまかったです。
カウンター席で食べたのですが、目の前に焼酎の瓶がすらりと並んでいて「日本のどまんなか松本」という麦焼酎があり、飲んでみようかなあと思ったところで、「あっ。車で来てるんだった」と思い出し、飲みたい欲望をぐぐっと抑え込んだのであります。(笑)
わたしの野良着
わたしの野良着
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安曇野の宿泊先のホテルに向かう途中にある安曇野市豊科郷土博物館に行きました。
特別展「わたしの野良着」では、古くから農作業の際に着る「野良着」の明治時代から現代までの今昔を比較展示し、野良着の機能性や特徴だけではなく、暮らしの移り変わりまで考察し解説していました。
ひとつの切り口をいろいろな方向に広げていって、さまざまなことをさまざまに考えていくって、良いなあと思いました。
それと、大麦やぶどう、イチゴと栽培する作物や作業内容によっても野良着にも違いがあり、「機能性の向上と昨日の多様化」として解説がありました。
なんか、こういうのって、面白い企画です。
いやー。
ほんと、良い旅でした。
あっ。
ちゃんと、つつがなくっていう感じで仕事もしました。(笑)
今年初めての夏野菜
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急に温かさが増して暑いくらいの天候が続いているので、冬野菜を育てたビニールハウスを片づけて夏野菜を育てる準備をし始めました。
今年もキュウリやナス、ピーマンなどのほかに新しく何かないかなあと、買い物のついでにカインズで市価調したら、ソラマメの苗が30円で売っていました。
クリアランスセールと値札にはありましたから、時期が少し遅いのかもしれません。
もしダメでも30円ですから5本買って、植えてみました。
昨年の新たな作物は、メロンのころたんを育ててみようと思ったのですが、とんでもなく激しい雹にやられちゃいました。
初めて育ててみるソラマメはアブラムシに注意すれば、うまくいくと思うのです。
たくさん収穫して塩茹でにして、ピシュっぐびぐびとやるのを楽しみに育てます。
2023年4月22日(土) 中庭のオレンジ(著・吉田篤弘) |
中庭のオレンジ(著・吉田篤弘)
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吉田篤弘さんの「中庭のオレンジ」を読みました。
まったくもって、ワケのわかんない内容の短編小説ででした。
なんかの書評で良いこと書いてあったので、きっと、良いんだと思います。
でも、読み進めるうちに読む気は失せるし、けっきょく、数編読んだだけで挫折しました。
だって、なんか、読むことで生命を削がれるんじゃないかと思えてくるくらい、苦痛で苦行でした。
ずいぶん前も、ワケのわからん本があったなあと思います。
このワケのわからん本の作者は大麻か麻薬かでとっ捕まっているヤク中でしたが、今回の作者の頭ん中はどんなナンだろうと思うワケです。
こうして、きちんと書籍になり、書評で良い評価がされているので、きっと良い作品なんだろうなあとは思うのです。
けっきょく、ボクは読解力がなく、世間様とずれている、それだけの話なんだと思います。
五里霧中
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いやー。
昨日の朝の霧は、すごかったです。
雨戸を開けたら目の前が真っ白で、ちょっと先も見えずっていう感じでした。
夜明けとともに、あっという間に晴れましたが、こんなに濃い霧は久しぶりでした。
暑かったり寒かったり晴れだったり曇天だったり日替わりで、なんか、今年の初夏の天候は安定していないように思います。
単勝30倍
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複勝でも6倍
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昨日の福島競馬の最終12レースで土田真翔騎手が初勝利をあげました。
昨年にデビューしたものの一年間は勝ち星をつかめずにいましたが、昨日、ようやくの初勝利です。
昨日の福島最終レースの馬柱を見ていて、「このメンバーなら勝てるのでは」と単勝と複勝を買って注目していました。
サノノヒーローはパドックで調子良さそうでしたし、レースもゲートをスムーズに出てから内枠を利して先団で流れに乗っていました。
直線では前に行く馬をなかなかとらえられず、「今日も勝てねぇのか」と思いましたが、ゴール寸前で交わしての優勝です。
いやー。
直線に入ってボクも力が入りました。
かつて、一口持っていたカーバが、3勝目となる中京スポーツ杯を勝ったときには直線の入口で先頭に立ってからゴールするまで叫びっぱなしでしたが、それくらい「土田! もっと押さんかい」「ここまできたら、抜けんかい」とか好き勝手なことを叫んでいました。
そして、ゴールすると「よかったなあ、土田」と馬柱をプリントアウトした紙をモニタにぺしぺしと打ち付け、単勝も買っていることを思い出してオッズを確認したら30倍もついていて、「ようやった、土田」と、もう一回ぺしぺししちゃいました。(笑)
実況アナウンサーも、直線では「サノノヒーロー土田真翔が伸びてくる」と、ゴールの瞬間には「土田真翔ゴールイン!」と叫んでいました。
土田騎手本人もインタビューの中で「乗せ続けてもらえたことに感謝」と言っていたように、やっぱり、馬主や調教師の我慢強さがあってこそなんだろうなあと思うんです。
だって、サノノヒーローは惜敗が多く、ルメール騎手や川田騎手とかまでとはいかないまでも、土田騎手よりももうちょっとうまいジョッキーが乗れば、サノノヒーロー自身はもっと勝ち星を積め上げてこられたと思います。
馬主にとってはたくさんのお金を使っているのですから多くの賞金を得たいでしょうし、調教師にとっては管理馬にはひとつでも多くの勝ち星を積み上げて大きなレースに出てほしいと願うと思うんです。
でも、そこを堪えて土田騎手を乗せ続ける胆力に魅せられました。
まあ、1勝したからといって、とんとん拍子にうまくいくほど甘いもんじゃないと思うのですが、土田騎手も重賞のひとつくらいは獲れるくらいに成長してほしいです。
そうそう。
サノノヒーローがゴール寸前で交わした馬の名前が「ダレモトメラレナイ」というのも、なんとも言えん面白さです。
2023年4月16日(日) 花が咲く頃いた君と(著・豊島ミホ) |
花が咲く頃いた君と(著・豊島ミホ)
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豊島ミホさんの「花が咲く頃いた君と」を読みました。
家族や友人との関係がなかなか思いどおりにならないけれど、それでもやっぱり家族や友人たちに救われていく、4つの物語の短編集でした。
きりきりと心が絞めつけられて痛くなる展開で、なかなか共感しづらいけれど、それでも希望が感じられる終わり方に読む側も救われるように感じられるストーリー構成でした。
2023年4月12日(水) 君はレフティ(著・額賀澪) |
君はレフティ(著・額賀澪)
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額賀澪さんの「君はレフティ」を読みました。
自転車で学校へ通う高校二年生の男子が夏休みに交通事故で自転車ごと湖に落ちて記憶喪失になり、新学期を迎えて学校へ通うようになっても、それまでの自分自身とクラスメイトたちの関係が不明で戸惑うところから物語は始まります。
過去を思い出せず、つかみどころがないながらも、徐々に高校生活にも慣れたころに、奇妙なメッセージの落書きが体育館の壁や黒板や学級日誌などに書かれるようになり、その謎を解いていくと、記憶にないクラスメイトたちとの事実が明らかになっていくというストーリーでした。
いろんなエピソードは面白いし興味をそそるのだけれど、なんか、いまいちだなあと思いました。
いや。
良い作品だなあと思うのですが、「ウズタマ」とか「ヒトリコ」とか、すっごく感動したのに、なんかモノ足りんのうっていう感じなのです。
2023年4月10日(月) うちのレシピ(著・滝羽麻子) |
うちのレシピ(著・滝羽麻子)
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滝羽麻子さんの「うちのレシピ」を読みました。
小さなレストランを舞台にする、恋や結婚、家庭の在り方などがテーマの連作短編小説です。
登場人物が少ないけれど、案外、複雑な心理描写があったり、なかなかの構成じゃのうと思える物語でした。
きっと、こういう家族は、ちょっとやそっとのことでは崩壊しないのだろうし、ちょっとしたことに幸せを感じるのだろうなあと思いました。
ただ、6編のうちのひとつが、かなり遠くの将来を描いていて、なんか唐突というか、とんでもなく違和感がありました。
このひとつのストーリーの狙いはナンだったのだろうと、つくづく考えてしまいました。
2023年4月4日(火) 乗りかかった船(著・滝羽麻子) |
乗りかかった船(著・滝羽麻子)
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滝羽麻子さんの「乗りかかった船」を読みました。
造船会社を舞台に人事への不満だったり、仕事への取り組み方だったりがテーマの連作短編小説です。
まあまあ、よくある話をまとめたって感じで、感動もオチもないストーリーでした。
なんか、出てくる人たち全てが良い人で、仕事していて、そんな良い人ばかりだったら、過労死やノイローゼなんて簡単に撲滅できちゃうじゃんっていう感じです。
それに、そもそも、造船じゃなくても、食品でも建設でも話が成立するワケで・・・・などと、そんなことを考えてしまう物語でした。
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