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【雑記帳 ~常日頃に思うことの羅列~ 2023年6月】
 2023年6月30日(金) 白いカエル
真っ白
朝、庭で育てている野菜たちに水やりをしているとき、ミョウガの葉にとまる白いカエルを見つけました。
パッと見て、「鳥フンか」と思ったのですが、鳥フンにしては立体的(笑)で、よくよく見たらカエルだったのです。
田んぼに水が引かれるころから、毎年、庭のあちこちでカエルたちを見ますが、白いカエルを見るのは初めてです。
調べてみると、白いカエルは、ウソかまことか、幸運を招くのだそうです。
どうか、あやかれますように。

 2023年6月27日(火) ソラマメ無残!
枯れちゃいました
4月末にカインズへ行ったときに野菜の苗を市価調していたら、ソラマメの苗がクリアランスセールされていて思わず購入して植えてみたのですが、残念ながら枯れ始めました。
枯れてしまった原因は、きちんと計画して土づくりもしないで付け焼刃のように植えたのがいけなかったのかなあと、アブラムシ除けのスプレーをし過ぎたせいなのかなあとか、いろいろ考えますがわかりません。
まあ、そもそも、クリアランスセールをするということは、もしかして植える時期を逸していたのかもしれないしとかとも思います。
ぐんぐん大きくなって、いくつも白い花が咲いたので結実が楽しみだったのですが、ちょっと残念です。

 2023年6月22日(木) 劇団42歳♂(著・田中兆子)
劇団42歳♂(著・田中兆子)
田中兆子さんの「劇団42歳♂」を読みました。
県庁で働きながら脚本家を目指し、妻子を大切に思いながら職場のアルバイト女性と不倫もしている男を語り部に、大学で芝居をしていた同窓生たちと42歳になって再び劇団を結成し、オセローを上演するまでの物語です。
劇団に加わる同窓生は、語り部の男のほか、調剤薬局チェーンの社長、輸入外国車販売の営業マン、小劇団で芝居を続けるフリーター、そして、苦節20年で芽が出て売れ始めたテレビ俳優の5人なのですが、お互いの気持ちがすれ違って、良い稽古がなかなかできないという展開です。
その中からでも、お互いの本音を探り合いながら紡いで、芝居は成功するというストーリーでした。
なんか、良い感じの話で良い感じの終わり方ですが、登場人物の設定も全体の構成も話の展開も、なんか、ありきたりなように思いました。
たぶん、「県庁職員はこう」「経営者はこう」「小劇団で芝居を続ける者はこう」というありきたりで、誰でも想像しうる「定番の人物設定」にしているところが、物語に深みがなく、面白みに欠けるのだと思います。
なので、あんまり感動的じゃないです。
ちょっと(いや、ずいぶん)残念な感じです。

 2023年6月17日(土) 風に恋う(著・額賀澪)
風に恋う(著・額賀澪)
額賀澪さんの「風に恋う」を読みました。
吹奏楽コンクールで全国優勝をしたこともある高校に憧れて入学したものの、その吹奏楽部は憧れとはほど遠く落ちぶれていることに悶々とする高校一年生男子が主人公の物語です。
まあ、よくある「コンクール挑戦もの」です。
黄金期を築いたOBがコーチに就任し、その一年生男子を部長にして、いろんな軋轢やらトラブルやらを乗り越えて、なにやら盛り上がっていくという、手前勝手な設定ばかりでご都合主義のストーリーでした。
それに、なんか、テーマが、少し前に読んだ「屋上のウィンドノーツ」の焼き回し版っていう感じで興醒めです。
きっと、こういう部活動の音楽コンクールをテーマにする物語は、「くちびるに歌を」を超えられないんだと思います。

 2023年6月16日(金) 怒羅権初代く(著・佐々木秀夫)
怒羅権初代(著・佐々木秀夫)
佐々木秀夫さんの「怒羅権初代」を読みました。
なんかの書評で良いことが書いてあったので読んでみたのですが、なんだかなあっていう感じです。
ボクは、「佐々木秀夫さんというノンフィクション作家が書いたドキュメンタリー」なのかなあと思ったのですが、佐々木秀夫さんというのは「怒羅権というグループをつくった本人」で、その本人による自伝というか、自慢話集でした。
いや、こういうのって、第三者であるノンフィクション作家が、本人だけではなくて敵対グループも含めたいろいろな関係者から聴き取りを重ねることで物語に奥行きと深みが出て、来し方が如実に表れるのだと思います。
ずいぶん前に読んだ「秩父困民党群像」などは読み応えもさることながら、仔細な調査や取材によって歴史に刻まれる秩父事件の顛末が浮かび上がり、よく理解できました。
たとえば、この本の「無免許でオートバイで暴走して捕まった仲間を救うために警察署に乗り込む」くだりでは、「玄関に立つ警察官を脅し、ざわざわと出てきた警察官たち相手に啖呵を切って仲間のオートバイを取り返した(要旨)」ってありますが、警察側を取材すれば、「こんな更生が見込めないヤツらに関わっていると時間がもったいないから気のすむようにしてやった」とか、まったく異なる声が拾えたかもしれません。
だから、こういうのは自伝じゃなくて、取材を重ねた第三者が著したほうが良いのです。
まあ、どっちにしても、なんか、やっぱり「チンピラちゃんの武勇伝もどきの自慢話集」としか思えない、薄っぺらな内容でした。
なんてことを言っていると、鼻の穴に割り箸を突っ込まれて突き上げる私刑とか、襲われちゃうのでしょうか。

 2023年6月14日(水) パスモの残額がちょうど一万円
ちょうど一万円
先日、白岡駅でパスモにチャージをして新宿駅で降りたら、残額がちょうど一万円でした。
ボクは、たいがい一万円以上はパスモに入れている(ロケ撮影で地方へ行っても使えるので)のですが、ここのところ、慌ただしくて入金できずにいて、「そろそろ入れんといけんね」と思っていたのです。
チャージをしたときに残額表示を確認すると10770円になっていて、白岡駅から新宿駅まで770円なので、新宿で一万円ちょうどになるなあと思っていたのです。
なんか、こういう、すっきりくっきりさっぱりした金額になるのってめったにないので、ちょっと面白く思い、履歴印字した次第です。
考えてみたら、残額770円のまま白岡駅で乗って新宿駅で降りたら、残額はゼロっていう表示になったのかもしれません。
それはそれで、もっと面白くなったのかとちょっと後悔です。

 2023年6月10日(土) プロ野球元審判は知っている(著・佐々木昌信)
プロ野球元審判は知っている(著・佐々木昌信)
佐々木昌信さんの「プロ野球元審判は知っている」を読みました。
プロ野球の試合を裁いてきた審判だからこそ知る、「選手のすごさ」はもちろん、選手や監督の人柄についてや試合での出来事についての解説、そして、「今だから語れる」というエピソードなどを網羅していて、プロ野球の奥深さを知りました。
ずいぶん前に、プロ野球が大っ嫌いになりましたが、ちょっとは、また好きになってやっても良いです。(高飛車)

 2023年6月6日(火) タクジョ! みんなのみち(著・小野寺史宜)
タクジョ! みんなのみち(著・小野寺史宜)
小野寺史宜さんの「タクジョ!みんなのみち」を読みました。
少し前に読んだ女性タクシードライバーが主人公の「タクジョ!」の続編です。
前回のは、女性ドライバーが主人公でしたが、今回のは、その女性ドライバーが働くタクシー会社の営業所に所属するタクシードライバーたちの視点で描かれるストーリーの連作短編小説でした。
タクシードライバーとして働くことのたいへんさや面白さを描くエピソードが散りばめられていて、なんか、臨場感のある物語でした。

 2023年6月2日(金) 空の名前(著・日向蓬)
空の名前(著・日向蓬)
日向蓬さんの「空の名前」を読みました。
母親が入院してしまい、その母親の妹である叔母に面倒をみてもらっている小学3年生男子が主人公で、時代は昭和50年代で初夏の大阪が舞台の物語です。
会えない母親を想う恋しさ、同級生との喧嘩や冒険など、「なりたての少年」らしい好奇心や不安などの描き方が良いなあと思いました。
なんか、日本経済の隆盛期の勢いが背景にあり、明るい感じの展開なのですが、その中にあって、母親の入院の原因というか理由には、ちょっと驚きました。
まあ、それが作品全体の中のアクセントなのかなあと思いました。


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By;Osamu Hasegawa