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                  | 【雑記帳 ~常日頃に思うことの羅列~ 2024年5月】 |  
              
                
                  | 2024年5月26日(日) ブックストア・ウォーズ(著・碧野圭) |  
              
                碧野圭さんの「ブックストア・ウォーズ」を読みました。
                  |   ブックストア・ウォーズ(著・碧野圭) |  タイトルどおり本屋を舞台の物語で、嫉妬と妬みをお互いに抱く副店長の女性とコネ入社の女性店員の諍いが展開されるストーリーです。
 でも「ウォーズ」のほんとうに意味する戦いは、閉店を宣告された店舗のスタッフが収益を上げて本部に翻意させようと奮闘していくことにありました。
 登場人物それぞれの人物像がなんか少しわかりづらいのですが、ストーリー展開やサイドストーリー、エピソードとエピソードのつながり方など巧いです。
 一気読みしてしまいました。
 
 
 
              
                
                  | 2024年5月25日(土) 結婚は勢いだと他人は言う(著・日向蓬) |  
              
                日向蓬さんの「結婚は勢いだと他人は言う」を読みました。
                  |   結婚は勢いだと他人は言う(著・日向蓬) |  ガス器具メーカーの研究員をしている女性が、偶然に再会した高校の同級生との結婚へ踏み切れない思いを描く連作短編小説でした。
 昼ご飯に焼きソバを食べながら、アパートの更新を良い区切りとして「入籍しないか」という一言がプロポーズなのかわからず、プロポーズならプロポーズでロマンがないと不満があり、先に結婚した姉は夫のDVが原因で離婚していているし、
            プロポーズもどきをした彼を取り巻く家族との関係にも思い悩み、結婚に踏み切れないでいるというストーリーです。
 主人公だけではなく登場人物それぞれのエピソードも描かれる重層な構成で、あっという間に完読する良い物語でした。
 
 
 
              
                夏野菜つくり始めました。
                  |   ピーマン   ナス |  今月初めに苦土石灰や元肥を施して耕し、しっかり時間をかけて土づくりをしいて、「満を持して」っていう感じです。
 今年は、キュウリ、ナス、ピーマン、シソ、枝豆、ミニトマトです。
 あと、根付いているミョウガとニラもです。
 毎年つくっているシシトウは、やめました。
 ときどき、爆弾みたいな辛さのモノが混じっていて、「なんか、罰ゲームじゃん」ってドキドキしながら食べることになるし、料理するときに種をほじくり出すのも面倒だなあと思ったのです。
 それと、レタスと四季蒔きカブの種が少し余っているので、どんなモンになるか、ちょっと蒔いてみようかなあと思ってもいます。
 
 
 
              
                それと、今年は「くん炭」というバイオ炭を使ってみました。
                  |   くん炭 |  実は、つい最近、カーボンニュートラルとか温室効果ガス排出とかゼロエミッションとか、環境問題をテーマにするする原稿を書くことがあり、その中で「カーボンファーミング」という農法を知りました。
 バイオ炭は、土壌の透水性・保水性・通気性の改善、酸性土壌をアルカリ性に矯正、リンなどの栄養素を供給といった効果があるのだそうです。
 原料には、木材や竹、家畜ふん尿、草本、もみ殻、木の実、下水汚泥などがあるのですが、カインズでは、もみ殻を原料にする「くん炭」が売っていました。
 ただ、いろいろ使い方を調べていたら、「バイオ炭を大量に使うとアルカリ性に傾きすぎるので、かえって逆効果」というトピックを見つけたのですが、どれくらいの割合で混ぜれば良いのかわからず、「ちょっとしか使わない」という小心者ぶりでした。
 まあ、どれくらい効果があるのか、ちょっと楽しみに待ちます。
 
 
 
              
                
                  | 2024年5月18日(土) たんぽぽ球場の決戦(著・越谷オサム) |  
              
                越谷オサムさんの「たんぽぽ球場の決戦」を読みました。
                  |   たんぽぽ球場の決戦(著・越谷オサム) |  高校二年生の夏に孤高のエースとして甲子園まであと少しというところでアンラッキーなヒットで逃してしまい、その後は肩を壊して挫折し、人とのかかわりを絶ったような生活をする元高校野球選手の青年の物語です。
 四の五を言わせない母親が強引に結成した草野球チームの代表となり、野球初心者をコーチしたり、守備位置や打順に悩んだり、対戦相手とのやりとりだったり、いろんなことで人とのかかわりを取り戻していくストーリーでした。
 いやー。ほんと、巧いなあと、思わず唸ってしまうくらい良いです。
 感動です。
 
 
 
              
                ビザカードの会員サービスで届く会報誌には、毎号、宝塚歌劇団のトピックが掲載されていましたが、最近はなくなってしまいました。
                  |   みはなしちゃったの? |  もしかしたら、テレビやインターネットのニュースでも大々的に報じられている問題が影響しているのでしょうか。
 まあ、集団リンチとまではいかないのかもしれないけれど、いぢめとかパワハラとかが小さなグループの内々で繰り広げられ続けているようですし、こういう陰湿な問題は、華やかさをウリにする宝塚歌劇団にとって痛手というか、立て直しが難しいほどのイメージの瓦解なのだろうと思います。
 でも、こういうときだから長い間話題提供をしてもらっていた番組や雑誌などは、宝塚歌劇団を支えてあげなきゃ義理と仁義と人情が泣くってもんです。
 まあ、このビザカードの会報誌は、いきなり月刊を隔月刊にしなきゃならないほど財源の乏しさが透けて見えますし、それに伴い、心意気とか編集方針とかも貧しくなってしまったのかなあと思う次第です。
 
 
 
              
                
                  | 2024年5月9日(木) 黄色い目の魚たち(著・佐藤多佳子) |  
              
                佐藤多佳子さんの「黄色い目の魚たち」を読みました。
                  |   黄色い目の魚たち(著・佐藤多佳子) |  絵に没頭しすぎるあまりに離婚されてもなお絵にのめりこんで早世した男を父に持つ男子高校生と、画家であり漫画家やイラストレーターとしても人気な男を叔父に持つ女子高校生との恋物語です。
 部活動の仲間やクラスの級友との関係に悩みながら、「絵」を通じてお互いに意識しあう心理描写が巧みだなあと思いました。
 ただ、少し前に読んだ「神様がくれた指」と同じく、内容がくどくて長すぎて読んでいてヘトヘトになりました。
 この作家さんは、もう読まなくても良いかなあと思いました。
 
 
 
              
                彩瀬まるさんの「珠玉」を読みました。
                  |   珠玉(著・彩瀬まる) |  昭和の時代、歌姫ともてはやされた歌手の孫にあたる女性が主人公のストーリーです。
 歌姫が身に着けていた黒真珠が語り部として登場したり、昭和と現代を行ったり来たりする展開だったりするので、ややこしい構成ですが、面白かったです。
 
 
 
              
                もうすぐ、夏野菜をつくり始めようと思い、先日、元肥や苦土石灰を混ぜて土を耕しました。
                  |   白くて可憐な大根の花 |  一昨日に雨がぱらつき、昨日は朝から夜遅くまで雨が降り続いてくれて、今日からしっかり晴れるようなので、きっと良い土になるように思うのです。
 この前までの冬シーズンは、初めて大根を栽培したら、けっこう良い大根が収穫できました。
 でも、時期をずらして種を蒔いた大根は、3月中旬くらいになると花が咲いてしまい、あんまり良い感じはなりませんでした。
 まあ、残念は残念でしたが、小さいながらも味は良かったし、何より、「大根って、こんなにきれいな花を咲かすのかあ」と知りました。
 まあ、こういうのも、自分自身で野菜を育てる面白さなのかなあと思います。
 
 さて。
 今年の夏シーズンは、どんな野菜を栽培しようか、楽しく思案中って感じです。
 
 
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