【雑記帳 ~常日頃に思うことの羅列~ 2021年12月】
 2021年12月31日(金) 凍てつく寒さの真夜中に
工事用車両
ときどき真夜中に線路工事をしています。
煌々と明かりを灯す車両がゆっくりと進み、そのあとを追うようにライトを頭に付けた人たちが手作業で黙々と敷石をかいていきます。
最終電車が通ったあとから始発電車が通るまでの間なので夜中の工事になるだろうなあと思うけれど、凍てつく寒さの真夜中の工事はたいへんだろうなあと、つくづく思います。
そして、ボクたちが温かい布団の中でぐっすりと眠っている真夜中でも、こういう冷え込みが厳しい真夜中でさえも安全を保つ工事をしてくれるから、電車は定時に走り、なに不自由なく安心してボクたちは電車に乗れるのだろうなあと、つくづく思うのです。



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 2021年12月30日(木) 萎んでいく印刷媒体
隔月間のお知らせ
ビザカードの会員サービスで届く会報誌が隔月間になるということです。
まあ、もともと記事広告がほとんどて、あんまり中身のない情報誌でしたが、こういう印刷媒体が徐々に減っていくことに時代の盛衰なんだなあと思います。
印刷代と送料は大きく圧しかかっているでしょうし、隔月間にすれば相当な負担削減になるのでしょう。
それに、一緒に送られてくる通販冊子は廃刊だそうです。
この冊子で物を買おうとは思わなかったですが、けっこう良い写真が多く、撮影のときにライティングやセッティングの参考にさせてもらっていたので無くなってしまうのは、ちーっとばかり残念です。
まあ、残念がるなら買えよっていう話なんですけど・・・・。
今や「紙じゃなきゃいかん」というものはないですし、こうして、印刷媒体は限りなくゼロに近づいていくんだろうなあと思います。

 2021年12月28日(火) 新旧靴下
靴下新旧
久しぶりに冬の靴下を買いました。
昨日は朝からロケ撮影を予定していて、朝は厳しい冷え込むという天気予想が出ていたので、物入れを断捨離してきたときに出てきた真新しいスキー用の厚手靴下を履いたのです。
そしたら、「おぉ。あったかいのぉ。寒さ知らずじゃ」と思い、やっぱり、靴下を買い替えようと思いに至った次第なのです。
今まで履いていた冬の靴下はずいぶん前に買ったものでゴムが伸びているのですが、破けているワケじゃないし、買いに行くのもめんどうだし、履き続けるべという感じでした。
ですが、スキー用の真新しい靴下を履いたら、「やっぱり、新しい靴下はあったかけぇなあ」と思いました。

偶然ですが、それまで履いていたものと同じ靴下が売っていたので買ってきて比べてみたら、「おぉ。こんなに違うのけぇ。同じものとは思えんぞ」っていうくらい、それまでの靴下は伸びていました。
ちなみにと、小遣い帳として記録しているエクセルデータを検索したら、なんと、それまで履いていた冬用の靴下は、2015年にスタジオ(事務所)近くにあるしまむらで買ったものでした。
いやー。
ボクは物持ちが良いというか、長持ちするもんだなあと思いました。(笑)

 2021年12月27日(月) 人のセックスを笑うな(著・山崎ナオコーラ)
人のセックスを笑うな(著・山崎ナオコーラ)
山崎ナオコーラさんの文藝賞受賞作「人のセックスを笑うな」を読みました。
19歳の美術学校男子生徒と39歳の美術学校女教師の恋物語です。
男子生徒目線でストーリーが進んでいくですが、なんか深みがない物語です。
だから何なのさっていう感じです。
文藝賞を受賞するほどなのですから、とても素晴らしい作品なんだと思います。
でも、なんか、ワケのわからない、薄っぺらなストーリーと思ってしまうのは、ボクの読解力や理解力が足りないからなんだと思います。
山崎ナオコーラさんの作品は初めて読みましたが、こんな感じの作風なんでしょうか。
ほかの作品を読んでみて、それ次第では、この作家さんはもうイイかなあと思います。

 2021年12月25日(土) 匂いの記憶(著・日向蓬)
匂いの記憶(著・日向蓬)
日向蓬さんの「匂いの記憶」を読みました。
昭和を時代背景にしている物語なのですが、根っこが腐ったような暗ったるいトピックが延々と連なるだけで、いったい何が言いたいのじゃろうと思いました。
「マゼンタ100」という小説はちょっと良いなあと思いましたが、これは、なんだかなあという感じです。
ほかの作品を読んでみて、それ次第では、この作家さんはもうイイかなあと思います。

 2021年12月22日(水) 奥様はクレイジーフルーツ(著・柚木麻子)
奥様はクレイジーフルーツ(著・柚木麻子)
柚木麻子さんの「奥様はクレイジーフルーツ」を読みました。
優しさ満点で、仕事も流行女性雑誌の編集長な旦那と幸せに満ち溢れる毎日を送るアクセサリーデザイナーの女性が、セックスレスに悩み身悶えて苦しむ心理を描いています。
12の連作短編で全体のストーリーが紡がれていくのですが、それぞれ西瓜や蜜柑、林檎、柿、苺、桃などフルーツがテーマになって展開していく構成が良いなあと思いました。
もちろん、それぞれのストーリーの中で語られる主人公の女性の心の揺れ動きも女性作家らしいタッチで描かれていると思いました。

 2021年12月20日(月) 本屋さんのダイアナ(著・柚木麻子)
本屋さんのダイアナ(著・柚木麻子)
柚木麻子さんの「本屋さんのダイアナ」を読みました。
女の子らしい名前なのだけど漢字表記によってクラスメイトから距離を置かれてしまうことで人とうまく交わえない小学三年生が、大人になり本屋の店員になるまでの物語です。
このヘンテコな名前をつけられてしまった女の子だけではなく、小学校三年生のときに親友になる女の子らしい女の子も主人公に物語が紡がれていきます。
そして、二人の女の子たちが女性へのと成長するにつれて関係が変化し、それぞれの道を歩みださざるを得ない展開の中で、それぞれの親どうしの関係や幼馴染の男の子との関係もからんでストーリーに深みが増していきます。
女の子から女性へ変化する心理、女の子どうしや母娘の関係性、学校内での人づきあい、社会と折り合えないもどかしさなど、古今東西の名作を織り交ぜながらの構成が素晴らしいなあと思いました。
感動しました。

 2021年12月19日(日) 試運転車
MUE-Train(ミュートレイン)
見かけないボディデザインで、「おぉ。こういうのもあるのか」と気になるMUE-Train(ミュートレイン)が通過していきました。
「試運転」という表示を掲げて走り抜けていく姿をときどき見かけますが、何を試しているものなのでしょうか。
完成した車両を実際に走らせてテストするための試運転なら、こんなふうにボディデザインをわざわざ施す必要はないと思うワケです。
もしかしたら、新しく運転士さんや車掌さんになる人たちが試験や研修としての試運転なのでしょうか。

それにしても、こういう試運転車両とか、少し前に見かけた検査用車両とか、大宮まで歩いたときに見かけた黄色い車両とか、いろんなのがあるもんよのぅとつくづく思います。


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By;Osamu Hasegawa