【雑記帳 〜常日頃に思うことの羅列〜 2016年9月】 |
2016年9月30日(金) 久留米から福井 |
九州中部から北陸に抜けるって、なんか、よくある台風の進路と一緒だなあと思いつつ、新幹線とサンダーバードで福井へやってきました。
数年前に福井へ来ていますが、そのときに行ったのは大野市だけでしたので、県都の福井へは初めてです。
駅前はきれいに整備されているし、昔の風情が残る街並もあって、直感的いい街だと思いました。
昨日の夜は、ボランティアで障害者乗馬のNPOの事務局長をしているときに、とてもお世話になった福井在住の理学療法士の先生と食事をご一緒させていただきました。
障害者乗馬の活動から離れても、この先生とのお付き合いは続いていて、お忙しい中と思い、お声掛けするのをちょっと躊躇ったのですが、ご連絡したら「ちょうど、その日の夜は空いている」とのことで再会できました。
いろんな話の花が咲き、良い時間でした。
それに!
北陸の海の幸を満腹に堪能させていただきました。
刺身はもちろん、ノドグロの塩焼きや巨大なバイ貝の煮付けなど、北陸の海を食べつくした感じです。
いやー。
なんか、今回の全国遠征は、良いこと尽くめです。
2016年9月29日(木) 熊本から久留米 |
夜は、学生時代からの悪友の矢野ちゃんと久しぶりに会って、楽しい時間を過ごしました。
取材撮影も順調に終わり、なかなか会えない人との食事も楽しく、今回も、良い旅です。
あっ。
旅じゃなかったです。
全国遠征でした。
熊本空港の壁も規制線が張られていて、近づけないようになっていました。
空港が、こんなにも被害があるのですから、個人の家は、もっとたいへんなことになっているんだおろうなあ、と思うんです。
そういえば、昨日の取材撮影場所も、新しいビルでしたが、壁のあちこちにヒビが入っていました。
先週の日曜日に熊本を訪れたときは市街地へ行かなかったので、今回、震災以来初めて熊本城を見ました。
熊本駅へ向かうバスの中から見ただけですが、テレビで見る以上に傷ついていました。
昨夜は、久留米の隣の八女で大雨と突風で、大きな被害が出たようです。
平穏な毎日を祈るばかりです。
2016年9月26日(月) 今週は大阪から |
先月末くらいから始まった全国遠征も、今週で一段落となります。
まあ、来月は来月で、いろいろなところへ行かせてもらえそうなんですけど。
大団円に向けての週明けは、大阪へ行きます。
いつものように日帰りです。(笑)
まあ、大阪あたりだと、日帰りはざらです。
さあ。
今週も、しっかり頑張ります。
2016年9月24日(土) 沖縄 |
すっきりとした晴天というわけではなかったのですが、雲間から青空ものぞき、まずますでした。
空気は、ちょっと湿気を含んでいるけど、澱んでいないのでじっとりとはしてない、沖縄の南国トロピカルな気候は心地良かったです。
時折吹く島風も、「沖縄だァ〜っ」という感じでした。
昼ご飯にステーキを頬張り、帰りにソーキそばをすすりと、沖縄の味を思う存分堪能させてもらいました。
いやー。
ソーキそばも美味しかったですが、ステーキは、ほんと美味しかったです。
仕事前だというのに、満腹になってしまうほど食べてしまいました。
お土産は、紅いもタルトと、塩胡麻ちんすこうです。
塩胡麻ちんすこうは、最近流行の兆しがあるお土産なんだそうです。
そういえば、沖縄では塩がブームなんでしょうか。
ステーキのお店にも、何種類もの塩がテーブルに置いてありました。
2016年9月23日(金) 台風から逃れて熊本 |
数えきれないほど何回も訪れている熊本ですが、震災以降、初めて行きました。
先週の週半ばの天気予想では、台風が日曜日や月曜日に直撃するようなことを言っていましたが、速度が遅くて無事に行ってくることができました。
月曜日に取材撮影があり、熊本でお世話になっている人たちと、震災以来にお会いして、やっぱり泣いちゃいました。
テレビや新聞で熊本の惨状を目にするたびに、「何ができるだろうか」と思っていても、何もできない自分がいて、こうして皆さんにお会いしてもなお、何もできないことに情けないこともあり泣けてきました。
なんか、込み上げる涙って、堪えられないものなのですね。
月曜日は、台風に直撃されながら、名古屋へ行ってきました。
それでも、しっかり取材撮影し、しっかり赤福を買って帰りました。(笑)
今日は、那覇へ行きます。
いつものように、例によって日帰りです。(笑)
飛行機に乗っている往復の時間と、那覇に滞在している時間が一緒です。
2016年9月18日(日) 市立ノアの方舟(著・佐藤青南) |
地方にあり、存亡の危機に晒されている動物園の新たな園長にと、市役所から送り込まれた職員の奮闘記です。
当初は、動物園の職員たちから疎んじられていますが、信頼されるようになると、その信頼が新たな信頼を生んで新たなアイディアが次々に湧き出てきて、存亡の危機から脱する兆しが見えてきます。
兆しが見えてきただけで、脱してはいないのだけれど、でも、希望を抱かせてくれるストーリー展開でした。
2016年9月17日(土) 松山とカープ坊や |
ボクにとって、淡くて甘酸っぱい思い出が残る街です。
あっ。
甘酸っぱいといっても、ミカンの食べすぎとは違います。
松山は、もう10数年ぶりだと思います。
表通りは大きなビルが建っていて、あのときの風情とは少し違っていました。
でも、松山の人たちの穏やかな顔はそのままで、ちょっとホッとしました。
不思議に松山の人たちって、お店の人やバスの運転手さんたちだけじゃなくて、街行く人たちが穏やかな顔なんですよね。
なんというか、「よかけん、よかけん」っていう感じで全てを受け入れてくれるというか、そういう風情があります。
「四国は、海に竿を垂らせば魚が釣れ、山や田畑には果物や野菜や米がたわわに実る土地柄なので、他人と争う必要がなかった」ということを聞いたことがあり、そういう気候風土が、穏やかな顔の人たちを育むのかなあと思いました。
だから、「お遍路さんのお接待」という文化が根付いているのでは、とも思っています。
ランチは何にしようかとお店を探していたら、松山のB級グルメの「三津浜焼き」のお店がありました。
翌日は広島へ行くので、そのときにお好み焼きを食べようと思っていたのですが、ソースの香りに誘惑されたのと、「松山へ来て三津浜焼きを食べんで、どないするん」という思いもあり、ついつい・・・・。
夕ご飯の「鯛めし」も、久しぶりに堪能し、「松山へ帰ってきた」思いをしみじみ噛みしめました。
この船って、甲板に出てはいけなくて、おとなしく船室の客席に座っているしかなく、「おっ。これが、島から島への瀬戸の花嫁か」という感慨にふけることもできませんでした。
半分ふてくされながら、仕方ないので客席に座ってパソコン仕事に没頭し、おかげで、同時進行のプロジェクトをひとつ終わらすことができました。
まあ、船旅を楽しんでいたら、きっと今でも仕事を続けて「寝られない毎日」になっていたでしょうから、良しとしましょう。
広島へ入ったら、案の定、赤一色でした。
フェリーターミナルも路面電車も駅もそうだし、街の至るとことにカープ優勝を祝すポスターやフラッグだらけで、どこを見ても赤、赤、赤でした。
カープ優勝の勢い、恐るべしです。
そんな勢いに押されるように、お土産に「カープ坊やの Cっとりクーヘン」を買ってしまいました。
「Cっとり」のCはカープのロゴになっていて、「しっとりクーヘン」なのだそうです。
でも、それよりも、カープの球団マスコットって、「カープ坊や」っていうのを初めて知りました。
坊やって、まあ、市民球団らしいって言えば“らしい”のでしょうけど、なんか、弱っちくないですか。
虎とか龍とかを相手に戦うのに、「坊やかあ」と思ってしまいました。
あっ。
瀬戸内海を隔てた松山は「坊ちゃん」ですから、それにあやかるか、それとも抗うかで「坊や」なんでしょうか。
2016年9月15日(木) 久しぶりのスタジオ(事務所) |
一週間ぶりのスタジオ(事務所)ですが、何も変わらなくというのが、なんとなく嬉しいです。
なんか、変わらなく、ここで待っていてくれるというか、ここが、ボクのベースなんだなあと、つくづく感じます。
今日は松山へ行き、また全国遠征が始まりますが、週末から来週初めにかけて台風が来襲する予想になっています。
交通機関に影響しないことを願いつつ、今日は今日の、そして明日は明日の、それぞれの仕事を頑張ろうと思います。
2016年9月14日(水) 几帳面な性格? |
切り口が横長や正方形などまちまちなものを、細かく分類しています。
しかも、きっと、荷崩れ防止と思うのですが、途中にコンパネも丁寧に入れています。
こういうのって、きっと「わーっ」と一気に積んでしまうより、積むときは時間がかかっても、整理して積んだほうがたくさん載せらるから移動回数が少なくてすんで、結果的に短時間になって効率的なんでしょうね。
いやー。
こういうのも、職人技というか、職人ならではの考え方だと、つくづく感心しました。
2016年9月13日(火) やがて目覚めない朝が来る(著・大嶋真寿美) |
唐突に引退し、大きな洋館に一人で暮らす伝説的女優と取り巻く人たちを、元女優の孫娘の視点で描くストーリーでした。
女優が引退しなければならなかった理由やその後の人生などの不思議が、徐々に解き明かされていきます。
登場人物やストーリー展開に、そんなに現実感がなくて、なんか、お伽噺のようなふわふわした話でした。
2016年9月11日(日) 白菜 |
少し早いかなあとも思ったのですが、キュウリもピーマンも収穫し終えて空いていることもあり、ついつい買ってきて植えちゃいました。
昨年は、白菜を初めて栽培したこともあり、苗と苗の間隔が狭すぎた感じがしましたので、その教訓やら経験やらに基づいて少し広めました。
虫除けの網もしっかり張ったし、水やりとときどきの肥料をあげていけば、あとは、太陽と雨が育ててくれると思います。
今朝見たら、ちゃんと根付いています。
このままうまくいけば、11月か12月に収穫できるそうです。
2016年9月10日(土) 旅から旅の狭間に |
おとといは前橋、昨日は札幌へ行ってきました。
札幌は、新札幌で地下鉄への乗り換えるのに電車を降りたときに空気がひんやりして、北の大地には秋が訪れていました。
足早にやってきた秋は、きっと冬もつれてきているのでしょう。
ほんのちょっと、じめじめの残暑から解放されました。
こういう全国遠征の狭間に、ボランティアで障害者乗馬の事務局をしていたNPOのコアメンバーたちから、「ちーっと力ば貸しぇ」とお話があり、先日、ボクの事務所に集まりました。
ミーティングよりも、やっぱり茗荷谷駅近くのビカヴォでの食事のほうが楽しかったなあと思います。
障害者乗馬のNPOを立ち上げたこのメンバーたちとは、NPOの活動から外れたあともお付き合いいただいていて、ありがたいなあと、つくづく思います。
月初めには、師匠のところにも顔を出して、いろいろな話をさせていただけました。
懐かしい話や近況報告などなど、お出かけ前の短い時間でしたが、とっても楽しいというか、ホッとする時間でした。
NPOのときのメンバーといい、師匠といい、「1か月間、ほぼ毎日が旅」という前にお会いできたので、この繁多繁雑な累日を頑張って乗り切れそうです。
2016年9月7日(水) 写真展を拝見 |
昨日、お伺いし、拝見してきました。
かっこよく、力強く、そして、哀愁がそこはかとなくある作品の数々に、感動しました。
次の予定があり長い時間いられませんでしたが、「今日と今日からを頑張ろう」とふつふつと思いながら会場をあとにしました。
2016年9月6日(火) 夏の終わり |
家が近くでもあり、よく見えるので、毎週末の夜のお楽しみでした。
昼間の競馬で万馬券を獲ったときなどは、祝砲のようです。
「入園料を払ってないのに、すみません」っていう思いです。
先日の土曜日は、今年最後の花火が打ち上げられていました。
もうすぐ、夏が、終わります。
今月のボクは、北海道から沖縄まで、15ヵ所くらいに行かせてもらえます。
松山や福井などは、10数年ぶりです。
松山から広島へは、瀬戸内海をフェリーで渡ります。
旅情豊かな船旅です。
島から島へと、瀬戸の花嫁です。
ちなみに、札幌と那覇へも行くのですが、両方とも日帰りで往復します。(笑)
2016年9月4日(日) 種まき |
キュウリやナスの夏野菜、昨年に蒔いて余っていた小松菜とかの収穫が終わり、昨日の夜に雨が降って土が軟らかいし、今日は大安だし、今朝蒔きました。
これから雨が降ってくるそうなので、その雨にも期待しています。
今年は、品目をしぼって栽培したせいか、キュウリは100本以上は収穫したし、ナスも昨年以上できました。
ほうれん草も青梗菜も、たくさん採れたら良いなあと、種を蒔いたところを願う気持ちでガン見し続けてしまいました。
2016年9月3日(土) 赤崎水曜日郵便局(編集・楠本智郎) |
これは小説ではなく、熊本県南部の海辺の小さな町で、廃校になった海に浮かぶ赤崎小学校の校舎を利用したアートプロジェクトとして開局した赤崎水曜日郵便局に届いた手紙を編纂したものです。
このプロジェクトは、「自分におきた水曜日の出来事を手紙して送ると、代わりに「誰かの水曜日」が届く」という、ちょっと変わった片道書簡で、誰かと誰かを結ばれていきます。
この「赤崎水曜日郵便局」に掲載されている「誰かの手紙」は、名前も知らないけれど、でも、どこかにあった「誰かの日常」を覗き見るようで、いけないと思う気持ちとともに、好奇心に近い(もしくは、野次馬的な)気持ちになってきます。
そして、「ボクが過ごす日常」の、同じその日その時間に、違う場所で違う「誰かの日常」があることに気づきます。
それは、「ボクの日常」がボクにとって大切なように、「誰かの日常」も誰かにとって貴いものなのです。
アートというと、絵画や音楽、写真とか芸術を思い浮かべ連想しますが、アートの目的は「気づきのきっかけ」なんだと思っています。
「名前も知らない誰かの日常」に気づかせてくれた、この「赤崎水曜日郵便局」のアートプロジェクトに感動しました。
2016年9月1日(木) 防災の日 |
ボクらが生まれる、ずっとずっと前の今日、この日に発生した関東大震災からの教訓を学ぶ日です。
それでも、ボクたちは神戸、能登、新潟、東北、長野、そして今年春の熊本と悲しみの底に沈まされ続け、やがて首都直下や東海沖で大震災が発生するだろうと予測されています。
大きな地震が来ても、災害を小さくできるように備えることが、これまでの大震災で犠牲になられた方々へ報うことだと思います。
昨日、Jリーグの「熊本復興支援タオル」が届きました。
受付が始まって、すぐに注文したのですが、申し込みが多くて今になってしまったそうです。
埼玉のレッズとアルディージャ、そして熊本のロアッソのタオルです。
今月は、熊本に2回は行かせてもらえそうです。
これまで数え切れないほど訪れている熊本ですが、震災以降は初めてです。
熊本でお世話になっている人たちや傷ついた熊本城を見ると、きっと泣いちゃうんだろうなあと思います。
まあ、泣いてもいいや。