【雑記帳 ~常日頃に思うことの羅列~ 2023年10月】 |
持ち込み写真で作成
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5年ぶりに運転免許証を更新しました。
なんてったってゴールド免許なので、5年ぶりなんです。
5年前の前回と同じく、自分で顔写真を撮影して持ち込みました。
なんか、良い感じの免許証になった気がします。
前回も思ったのですが、やはりゴールド免許って、良いなあと思いました。
だって、講習時間なんて30分という短さです。
10分くらいの交通安全動画を観て、道路交通法の改正の概要に沿って交通安全の解説を聴けば、あとは新たな免許証を受け取って帰れちゃうんです。
だいいち、更新が5年に一回だし、更新手数料も安いし、任意保険だって割引があります。
事故を起こしたり違反で捕まったりしないようにというはもちろんですが、運転免許証の更新のことも考えると安全運転をしなければとつくづく思いました。
薄月
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おとといは、十三夜だったのだそうです。
薄い雲の向こう側に、ほのかに輝く月は、ちょっとはかなげできれいでした。
こういうときの月は、春はおぼろ月、秋は薄月と言うのだそうです。
美しさに、ちょっと見とれてしまいました。
2023年10月25日(水) たまねぎとはちみつ(著・滝羽麻子) |
たまねぎとはちみつ(著・滝羽麻子)
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滝羽麻子さんの「たまねぎとはちみつ」を読みました。
小学5年生の少女と少年が、ふとしたことをきっかけに出会った、ちょっと変わった風貌の修理屋のおじさんとの交流を描く物語でした。
手に取ったときにはわからなかったのですが、この本は「児童書」をいうジャンルに分類されるものでしたが、ずいしょにふりがながふってあるだけで内容は一般の本と変わらなかったです。
おじさんが修理屋をしていることが、最後の伏線になっていて、構成がうまいなあと思いました。
それと、少女の視線でストーリーが展開していくので、きっと対象読者である子どもたちは、物語の中に自然に入って行けるだろうなあと思うところもうまいです。
2023年10月18日(水) 君が夏を走らせる(著・瀬尾まいこ) |
君が夏を走らせる(著・瀬尾まいこ)
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瀬尾まいこさんの「君が夏を走らせる」を読みました。
不良高校生が夏休みの一ヵ月、先輩の赤ちゃんの面倒をみるという物語です。
喜怒哀楽をストレートに表現する2歳足らずの赤ちゃんに戸惑いながらも、いろいろ自分なりに工夫していくとどうすれば良いのか徐々にわかり、公園で出会う小さい子やママ友、同級生や中学生のときの教師などと交わるうちに、「次のステージ」へ進もうと走り出すストーリーでした。
やっぱり、上手いなあと思います。
やっぱり、感動しました。
ラベルどおり干し草の香り
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スタジオ(事務所)を閉じるときにティープレスとかフレンチプレスとかと呼ばれる紅茶をいれる道具が出てき、捨てるのはもったいないので持って帰り、毎朝、紅茶を飲む習慣ができました。
まあ、スタジオ(事務所)へ行くこともないので時間に余裕があることもありますが、なんか、一日の始まりが良い感じです。
で、いろいろな名前のお茶を飲むうちに、ルイボスというお茶があることを知りました。
南アフリカのセダルバーグ山脈の周辺だけに生えている「ルイボス」というマメ科の植物から作られる貴重なお茶で、ミネラルやポリフェノールを多く含むことが特徴なのだそうです。
ラベルどおり干し草の香りがあります。
稲刈りが終わり、ひつじ(穭)とか、ひこばえ(蘖)とかと呼ばれる二番穂が生えてきた田んぼからの香りと似ています。
2023年10月9日(月) さいはての家(著・彩瀬まる) |
さいはての家(著・彩瀬まる)
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彩瀬まるさんの「さいはての家」を読みました。
親娘ほど歳が離れる駆け落ちした男と女、拳銃で人を殺した鉄砲玉のチンピラの男、宗教団体の元教祖で死体遺棄事件を起こした老婆、一代で地元有数の製菓会社を築いた父親と険悪になった姉妹、育休明けに地方の子会社へ飛ばされて単身赴任したことをきっかけに子育てと妻を捨てたサラリーマンと、「何か」から逃げてきた者たちが、築年数が40年という戸建ての貸屋に棲みつくストーリーです。
逃げてきた間際には八方ふさがりだけれども、庭の草花、隣接する老人ホームの職員や利用者など、気持ちに平穏さを取り戻して出ていきます。
きっと「逃げる」という行為は、「何がしかのトラブルからの一時避難」であり、一時避難によってもう一度やり直すということなのだろうなあと感じられるでした。
少し前に読んだ彩瀬さんの作品が、何が何やら理解不能なものだったので、もうイイかなあと思ったのですが、もう少し、ほかの作品も読ませてもらいたいなあと思います。
2023年10月2日(月) 汝、星のごとく(著・凪良ゆう) |
汝、星のごとく(著・凪良ゆう)
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2023年本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」を読みました。
瀬戸内の小さな島に生まれた少女と、その島に京都からやってきた少年が主人公の物語です。
少女は父親の浮気が原因で鬱になった母親がいて、少年は見境なく男を変えるネグレストの母親がいて、それぞれが、それぞれの母親を突き放せないもどかしさが丁寧に描かれ、そのもどかしさが、この物語の根底なのだろうなあと思いました。
ストーリー全体の構成も登場人物のキャラクター設定も、素晴らしいです。
なんというか、コピペで盗用した小説もどきが賞候補になっちゃったりする芥川賞とか直木賞とか、受賞作品にがっかりさせられてばかりの文学賞とかと違い、本屋大賞って、まっとうなんだなあと、そっちに感心しました。
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