【雑記帳 〜常日頃に思うことの羅列〜 2017年7月】 |
2017年7月31日(月) 真夜中の線路工事 |
ヘリコプターが上空で旋回しているような大きな音です。
夜でも暑いために窓を開け放ち網戸で寝ていることもあり、余計に大きく聞こえます。
最初は寝ぼけ眼で夢の中の出来事かとも思ったのですが、どうやら現実の出来事のようで目が覚めました。
窓の外を見ると、両脇に照明が付いた機関車が停まり、まわりでヘッドライトの灯りが蛍が飛び交うように動いています。
どうやら白岡駅手間のポイントの点検工事をしているようです。
こんなに大きな音での工事は初めてですし、目映いばかりに光り輝く機関車を見るのも初めてでしたし、夜中なのにちょっとワクワクしました。
秋田では大雨の影響で秋田新幹線が不通になっていましたが、通常どおりの運行になったようです。
毎日毎朝、同じ時間に電車が運航しているのも、こういうふうに点検工事をしてくれているおかげなんだろうなあと、つくづく思いました。
2017年7月30日(日) オトナの片思い(ハルキ文庫) |
角田光代さんや大島真寿美さん、石田衣良さん、井上荒野さんなど豪華な顔ぶれの「片思い」をテーマにするアンソロジーです。
「片思い」なんだけれど、タイトルに「オトナ」とあるように、さらりとした恋バナです。
角田光代さんと大島真寿美さんのストーリーは、さすがの出来栄えでした。
山田あかねさんのストーリーも、とても素敵でした。
あまり読まない作家の作品を読めるのもアンソロジーの面白いところだと思います。
2017年7月29日(土) それでも彼女は歩きつづける(著・大島真寿美) |
海外の映画賞を受賞した女性映画監督に関わった6人の「女性の今」を描いた作品です。
それぞれのストーリーは短編ですが、それぞれがつながってひとつの話になっていきます。
ただ、それぞれのストーリーが淡々としていて、ちょっと「喰い足らない」感じなのが残念でした。
2017年7月28日(金) サンティアゴの東 渋谷の西(著・瀧羽麻子) |
サンティアゴ、津軽、上海、瀬戸内海、アントワープ、渋谷と世界各都市での出会いや別れを描いた短編集です。
切なくて胸がキリリとしたり、穏やかで温かい気持ちになれたり、いろいろなストーリーです。
でも、どの話も、顎を上げて一歩足を踏み出していこうと前向きな気持ちになれる作品でした。
2017年7月16日(日) 空色メモリ(著・越谷オサム) |
主人公である文芸部予備要員の男子高校生は100キロ近くあるデブで、部長も眼鏡をかけ人となじめそうにないタイプと、けっして女の子にモテるタイプではない、たった二人しかいない廃部寸前の文芸部に、一年生女子ひとりが新入部員としてやってきたことからストーリーが始まります。
そして、この新入生女子部員を部長が恋したけれど、スーパースターのような男子とつきあっているようであり、そのスーパースター男子を取り巻く女子たちとの騒動がありと展開していきます。
しかも、このストーリーは、実は主人公の文芸部予備要員の男子高校生が書き留めている日記のような記録であったり、それを記録した「空色のメモリ」を盗まれたりと、いろいろな仕掛けがあります。
なんか、心が晴れ渡るというか、青色の空を見上げたくなるような作品でした。
2017年7月15日(土) 脇坂副署長の長い一日(著・真保裕一) |
地元出身のアイドルが一日署長を務める当日の朝に、若手巡査が事故を起こしたまま逃亡した模様ということから話が始まります。
解決を一任された脇坂副署長が捜査を進めていく一日の姿を描いてくストーリーで、なかなか事件の真相に辿り着けないばかりか、過去の事件が掘り起こされたり日本随一のムラ社会と思う警察特有の派閥が絡み合って難航していきます。
ふだん、サスペンスや推理系のものは読まないのですが、この作品は面白く読み進められました。
2017年7月14日(金) 勝手に梅雨明け宣言 |
湿り気を含まない風が吹いてきたということは、きっと梅雨明けなんだと思います。
というか、そもそも今年は関東地方に梅雨があったのでしょうか。
気象庁のホームページでは、「梅雨は、春から夏に移行する過程で、その前後の時期と比べて雨が多くなり、日照が少なくなる季節現象」とあります。
雨が降った日って、そんなに多くはない気がします。
「梅雨に入った模様」とニュースになったくらいの6月初旬から昨日まで、外で撮影するロケがいくつかありました。
いずれも「雨が心配」と気を揉みましたが、そんな心配事が徒労に思えるくらい晴天で順調に撮影を終えることができました。
ここはひとつ、「梅雨はなかった」と気象庁には腹をくくってほしいものです。
「空梅雨」という言葉がありますし。
「梅雨明け十日」と言われるとおり、暑い日が続くのでしょうけど、梅雨どきの湿気を含むジメッとした暑さではないのでしのげると思います。
今朝のカラっと乾いた風に、そう感じました。
2017年7月12日(水) インゲンマメと苦しそうなキュウリ |
先月の中旬くらいには、すでに収穫し始めて湯通ししたり天ぷらにして食べていました。
7月に入るともっとどんどん成りだしたので、これまたどんどん成りだしたキュウリやプチトマトなどと一緒に、種をくれた叔父のところへ届けました。
訪ねることを前もって連絡すると、土産とかお昼ご飯とかいろいろ気を遣わせてしまうので黙って行ったら、叔父は「どうしたの。インゲンマメをこんなに」って言うんです。
「なに言ってんのさ。5月に来たときに種をもらったインゲンマメでしょ」って言ったら、「おぉ、あれか。こんなに成ったのか。でも、こんなに持ってきたら、なくなっちゃうんじゃないのか」と心配しながらも、とっても嬉しそうでした。
キュウリも大豊作です。
毎日、塩揉みにしたりぬかの浅漬けにしたり、乱切りしてバラ肉と炒めたり細切りしてシーチキンと和えたりしているのですが、食べきれないくらいの豊作ぶりです。
スタジオ(事務所)に持って行ってお昼ご飯代わり(笑)にしても、叔父や近所に配ってもまだ消化しきれないくらいです。
昨日の朝、葉が覆い茂ってしまったので切り取っていたら、なんと!
蔦を這わせる網の隙間に入ったまま大きくなったキュウリを発見しました。
実が小さいころに隙間から出してあげれば良かったのですが、葉に隠れて見落としていました。
なんか、とっても苦しそうで痛そうです。
いやー。
それでも、こんな状況でしっかり成長する植物の凄まじい力を見ました。
暑い暑いとボヤいているのは人間だけで、この暑さを成長力にしている植物のたくましさに感動です。
見習おうと思います。(ムリかもしれませんが。いや、ムリですが)
2017年7月11日(火) 白鷺の親子 |
体が大きな白鷺が1羽と、小さい白鷺が2羽です。
ふだん見かけるのは、体の大きさが同じくらいなのでつがいと思いますが、この組み合わせは親子のようです。
小っちゃい白鷺クンは、親の目が届く範囲に飛んで行っては、さかんに首を上下にして土をつついていました。
白鷺は、桶狭間へ挑む前に織田信長が熱田神宮で戦勝祈願をした際、本殿から2羽が飛び立って行ったという逸話から縁起が良い鳥とされています。
と言うことでもないですが、白鷺を見ると、なんとなく良いことがあるんじゃないかと予感があります。
2017年7月10日(月) 未勝利戦で万馬券 |
未勝利戦は力関係が定まらず、いまいち良くわからないのであんまり買わないんですけど、パドックをテレビ中継を見ていて、クインズゴールド、パルフェクォーツ、シンボリジュネスの3頭が飛び抜けて良く見えました。
ほかの馬たちは、前走や前々走で大敗しているのに人気になっていたこともあり、けっきょく、この3頭のボックスで馬単と3連単を買いました。
結果、3連単が374倍で馬単も56倍でした。
飛び抜けて人気を被ったパルフェクォーツは、パトロールビデオを見ると道中で包まれていたようですし、直線ではフラフラしています。
その点、人気薄で勝ったシンボリジュネスは、3コーナー手前で後方から上がっていき、直線を向くと先頭に躍り出ていました。
このあたりは、まだまだ新人にカテゴライズされる木幡巧也騎手の好騎乗、好プレイだったと思います。
残念なのは、クインズゴールドが3着になってしまったことです。
ゴール直前までの2位でしたからパルフェクォーツが差し切れなかったら、3連単は588倍、馬単は266倍と合計854倍となるわけで、現実とは456倍の差にもなります。
100円で4万5千円、500円で22万7千円もの差です。
もうちょっと頑張っていてくれたら・・・・と思います。
ちょっと残念でしたが、まあ、これも競馬ということです。
2017年7月9日(日) 四月になれば彼女は(著・川村元気) |
大学の写真同好会で知り合ったことをきっかけに付き合い、別れた女性から手紙が届くことから始まるストーリーです。
今なぜ手紙が届いたのかの不思議さが、終末にはわかる展開です。
過ぎ去ったあの日あのときは思い出すことができても手に触れることができない、そんなことを感じるせつない作品でした。
2017年7月3日(月) 「こんな人たち」に負けちゃった安倍 |
ざまーみろ、です。
この安倍は、土曜日の演説で批判している勢力に対して「こんな人たちに負けるわけにはいかない」って叫んだみたいですけど、「こんな人たち」にも負けちゃったんですね。
惨めです。
惨め過ぎます。
金目当てでしょの石原に至っては、批判する勢力に対して「民主主義の否定」とのたまわったそうですけど、批判を否定してしまうことこそが「民主主義の否定」なんですよ。
泣き虫朋ちゅあんの防衛相の暴言も、ピンクモンスター豊田の暴行も、とどめの要因だと思います。
ですが、惨敗の震源は、そもそも安倍がクソまみれの偽善者であり無能だということに尽きると思います。
政権批判をしようものなら「丁寧に説明する」と口先で言っておいて、的外れの抗弁に終始し続けたことがダメなんです。
それに、頭の外が薄けりゃ内も薄っぺらで空っぽのキユーピーみたいな官房長官も、評する者を恫喝と粛清で黙らせているからダメなんです。
そういうことが、ダメだっていることに気づけないのが、そもそもダメなんだと思います。
やはりここは、安倍が大好きな「美しい日本」の伝統に則って、清く腹を掻っ捌くべきです。
どうせ、安倍の腹は「ポンポン痛いの〜」ってなっちゃうんですから、腹を召した方が楽になれます。
あっ。
介錯は、当然、大好きなお友達にお願いすれば良いと思います。
2017年7月2日(日) 半夏生 |
雑節は二十四節気ではないけれど、八十八夜とか土用とかのように季節の移ろいを表す暦日です。
夏至を過ぎ、暦の上では夏に入っているんでしょうけど、まだ完全な夏ではないといったことが感じられる半夏生です。
「暑いよなあ」
「暑いねぇ」
「もう夏だな」
「いやいや。梅雨も明けてないのに夏ってこたあねぇやな」
「夏じゃねぇのに、この暑さはねぇだろ」
「んじゃあ、夏が半分ってことで」
っていう江戸の長屋の会話を聴きつけた戯作者あたりが名前を付けたワケではないでしょうけれど、痩せ我慢のように中途半端な暑さをやり過ごすための言葉のような半夏生です。
でも、「今日は半夏生」と思うと、中途半端な暑さを痩せ我慢できそうな気がしてくるから不思議です。
2017年7月1日(土) 君と過ごす季節(ポプラ文庫) |
立春や夏至、秋分、大雪など一年を24の言葉で季節を表す二十四節気をテーマにするアンソロジーで、24人の作家がひとつの季をモチーフに描いています。
前編が春から夏、後編が秋から冬の季節なんですが、前編は希望が感じられる作品が多く、後編は暗い作品が多かったように思います。。
秋や冬は日差しも弱くて寒いので暗い作品が多いのだろうかと思いますが、描く季節が暗いからこそ明るい希望に満ちた作品にしてほしかったなあと思いました。