商品写真やスナップ写真、モデル撮影のグラビア写真、店舗・建物写真などのほか、取材やインタビュー、原稿作成なども評価が高いフリーカマラマン長谷川修のホームページ。写真撮影のほか、動画の撮影、取材やインタビュー、原稿作成なども承ります。写真コンクールや文学賞などでも入賞や入選し、多くの賞を受賞しています。写真も文章も高評価をいただいています。



【雑記帳 ~常日頃に思うことの羅列~ 2021年8月】
 2021年8月31日(火) セミの脱け殻
哀夏
ナスやピーマンの葉が多くなってきたので、少し切り落とそうと思ったら、ナスの葉にセミの脱け殻がくっついていました。
セミの脱け殻を久しぶりに見たように思います。
なんという種類のセミなのかわかりませんが、夏の終わりごろに羽化するセミもいるようです。

それにしても、ここにひっついているということは、ここ羽化したというこで、ということは、この土の中にいたということなのでしょうか。
セミは七年くらい土の中にいるって言われますが、このあたりの土は7年間のうちに何度も耕しています。
春と秋にそれぞれ1回は耕しているので、10数回耕しています。
しかも、上下を入れ替えるように深く掘っていますし、堆肥や苦土石灰などを土に混ぜこんでいます。
それでも生き残って羽ばたいたのでしょうか。
う~む。
生命の神秘っていうことなのかもしれません。

いよいよ、夏が終わります。
次の季節には、どんな良いことが待っているのでしょか。
ボクは楽しみしているのです。

 2021年8月30日(月) マウス
フィット感バツグン
パソコンのマウスを新しくしました。
というか、マウスを壊してしまい買い換えたのです。
今まで使っていたマウスのホイールボタンが、いまいち動きが鈍いというか、スクロールしたときに思いどおりのところまで進んでくれないのです。
そこで、ネジひとつを外すと簡単に分解できたので、ホイールを掃除して組み立てところ、ホイールは良い感じになったのですが左ボタンのクリックができなくなってしまいました。
もう一度慎重に組み立て直したのですが、なんか巧くいきません。
なので、買い換えることにした次第です。

ビックカメラのホームページを見たら、メーカー価格1529円のマウスが547円でした。
しかも、信頼のバッファロー社製です。
あまりの安さに予備も含めて2つ注文してしまいました。
ただ、配送料がかかってくるので、大宮店に取り置きしておいてもらい、さいたま市内へ車で出かける用事がったので、そのついでに買い取ってきたのです。
ビックカメラの大宮店は、2000円以上の買い物をすると2時間まで駐車料金が無料になるので、ジンとバーボンも買ってきました。
少し前に買ったお酒はちょっと失敗だったので、今回はいつも飲んでいるお酒を買えたし、格安マウスを送料も交通費もかからず入手できたし、良い買い物したなあという喜びに浸っています。
マウスをくりくりっとクリックするたびに、この嬉しさを思い出すのだろうなあと思います。

 2021年8月29日(日) さよならクリームソーダ(著・額賀澪)
さよならクリームソーダ(著・額賀澪)
額賀澪さんの「さよならクリームソーダ」を読みました。
美術大学の油絵学科に入学した一年生と、同じ寮に暮らす先輩の四年生は、ともに家族関係がこじれているという設定で、それぞれにシンメトリーのような心が痛くなる過去を抱え引きずりながらストーリーが展開していきます。
たくさんの人物が登場したり、過去の出来事が挿入されていたりと、ややこしい物語です。
でも、人って良いなあと思える物語でした。

 2021年8月28日(土) なぎさ(著・山本文緒)
なぎさ(著・山本文緒)
山本文緒さんの「なぎさ」を読みました。
電気店をつぶしてしまい娘にたかってくる両親から逃げ出した女性と、芸人を目指して挫折したことと兄に前科があることが負い目になってブラック企業で働く男の視点で紡がれる物語です。
女性の夫が男の上司だったことで交わり、それぞれが生きることに意義を見出せず、息苦しさを抱えながら歩いてきた人生が変化していくさまはストーリーに深みが増していました。
エンディングは「その後」を予感させるものの、なんかモヤモヤする終わり方だなあと思いました。
想像は読み手に委ねるッちゃあそうなんですけれども、何とかなりませんでしょうかっていう気もします。

 2021年8月27日(金) 自転しながら公転する(著・山本文緒)
自転しながら公転する(著・山本文緒)
山本文緒さんの「自転しながら公転する」を読みました。
さすが、「稀代のストーリーテラー」です。
素晴らしいです。
人物の設定や描写、ストーリー展開、構成といった要素の組み立てが、匠の技が極まれりっていう感じです。
ただ、エピローグとモノローグで、なんか、興ざめ感があるなあと思いました。
特に、モノローグでの主人公の描かれ方が「え~っ」って思えるくらいに激しく荒んでいて、「むむむ」と思ってしまいました。
まあ、荒むさを描くことで時の流れの長さが表されるというか、長い暮らしの中で人は大きく変化していくということを表されたかったのかもしれませんが、それにしてもなあと思うのです。

 2021年8月26日(火) なんでも「はじめて」大全 ~人類と発明の物語(著・スチュワート ロス)
なんでも「はじめて」大全 ~人類と発明の物語(著・スチュワート ロス 翻訳・西田美緒子)
スチュワート ロスさんの「なんでも「はじめて」大全 ~人類と発明の物語」を読みました。
まあ、いろんな「はじめて」を集めているのですが、「え~っ!???」て思えるものばかりでした。
だって、「人類が火をはじめて使ったのは紀元前何年ごろ」とかって、「おいおい。なんやねん、その「何年ころ」っていう曖昧模糊モコモコのはじめてっていうのは」とノッケからどっちらけでした。
それと、訳文が日本語として成立していないです。
こういう翻訳本って、翻訳者の力量も出来不出来を左右すると思います。
30ページも読み進むことなく、分厚い本を閉じてしまいました。
残念至極の紙の束でしかないです。

 2021年8月24日(火) 次の季節へ
淋夏
夏が終わります。
日中に吹く風には夏の熱ではなく秋の涼やかさが多く含まれてきましたし、夜に四方の窓を開け放っていると涼しさをとおり越して寒く感じられます。
網戸ごしに聴こえてくるカエルの声が、いつの間にか虫の声に変わっていました。
夜明けの時間も遅くなり、朝が遠くなったような気もします。

キュウリが枯れてしまいました。
5月初めに苗を植えたあと、順調に生育してくれて6月半ばくらいからどしどし収穫でき、今年も「夏」をたくさん味あわせてもらいました。
黄色いトマトはまだまだですが、赤いトマトも枯れてしまったのでキュウリとともに幹と枝を切り落としました。
ちょっと寂しさがありますが、進む先の季節にふさわしい野菜たちを育んでいくためにも、今年の夏に感謝しながら切り落としました。

さあ。
季節は次へ進んでいきます。
この次も、良いことがたくさんある季節になりますように・・・・。

 2021年8月20日(金) カメラバッグ洗い
じゃじゃじゃーっ
撮影仕事が一区切りして原稿書きや動画編集の作業を家でする予定で、晴天が続く模様なので、思い切ってカメラバックを洗いました。
考えてみたら、カメラバックを洗うという作業は、長いカメラマン稼業において初めてです。
4×5判カメラやブローニーカメラ用のジュラルミンは拭き掃除をよくしていましたが、布製バックを洗うのは初めてです。
カメラは基本的にスタジオ(事務所)に置いていたので、バシャバシャと水を流せる状況ではなく、自宅に持って帰るときは、翌日早くにロケ撮影や取材に出発する場合で、カメラバックを洗って干して乾かしてなんてことをやっている余裕はなかったのです。

スタジオ(事務所)を閉じて、カメラを自宅に置くようになってカメラバックを洗ってみようと思い立ちました。
このバックを使う前は、一眼レフカメラが3台とレンズが4本入る大型のバックを使っていました。
フィルムで撮影していたころからで、フィルムのほかにポラロイド用のカメラも必要だったので、必然的に大きなバックになっていました。
ところが、2009年12月から、航空機内に持ち込める手荷物サイズが厳格になり、規定を超えると預けなければならくなってしまい、このバックを購入しました。
幸いにも、すでにデジタル化になっていたので、それまでほど大きくなくてじゅうぶんなサイズで機能的なものとして選んだのがこのバックで、翌年の4月に買っています。
2010年からということは、もう11年も使っていることになります。
壊れることなく使えているのですが、いかんせん汚れてきたかなあと思ったのです。

晴天が続くとのことで、外の水道でじゃじゃじゃーっと水をかけて洗濯石鹸をたわしに付けてごしごしと洗うと、白かった泡が茶色になってきました。
「おぉ。やはり、こんなに汚れていたのか」と驚きつつ、きれいになったらバックも嬉しかろうと思いながら、仕切りなどもごしごししました。
でも!
水をかけてゆすいでもなかなか泡切れしないのです。
洗濯石鹸の残骸が残っているのか、べたつきます。
「むむむ。雨の日に傘の外に出て濡れてしまうと、カメラバックが泡だってしまうのでは」と思えるほどです。
どうしたものかと思案した結果、洗濯機に入れて洗うことにしました。
金属部分はショルダーベルトを掛けるフックとファスナーくらいで、洗濯機を壊すことはないと思い、思い切ってみました。
いやー。
さすが、洗濯機です。
みごとなきれいさです。
庭でごしごしして、服をびしょびしょにしたのはなんだっただっていうくらい楽チンできれいです。
こんなに楽チンできれいになるのなら、1ヵ月に一回とは言わないものの、年に一回くらいは洗おうかなあと思いました。

さあ。
カメラバックがきれいになったことだし、良い写真をいっぱい撮れるように頑張ろうと思うのです。

 2021年8月18日(水) 晴天!
きれいな雲
久しぶりの晴れです。
先週の火曜日に取材撮影に出かけたときは、これでもかっというくらい良く晴れて暑い一日でしたが、それ以降は曇天になりやがて雨が降り続いていたような記憶です。
今朝起きて雨戸を開けたら、南風が強く吹いていてるけれど湿気がなくて爽やかな秋の前触れのような空気ですが、東から夏の力強い太陽が昇って来ています。
今日は、暑くなりそうです。

 2021年8月15日(日) 10万キロ
もうすぐ10万キロ
10万キロ越え
ボクの車の走行距離が10万キロを越えました。
10年以上も乗って、やっと10万キロという感じです。
茗荷谷駅近くにスタジオ(事務所)があったときはスタジオでの撮影させていただいていましたが、スタジオ(事務所)を閉じてからはクライアント様の会議室で撮影させてもらう機会が多くなり、車に機材を載せていくので走行距離が伸びたように感じています。

その日も、やはりクライアント様の会議室で撮影させていただくために高速道路を走っていました。
走り始める前から「今日は、10万キロを越えるだろうなあ」とは思っていましたのですが、せっかくなら10万キロ手前と10万キロのときを写真に残したいと思いました。
でも、さすがに高速道路で運転しながらの撮影なんてできるワケないので、10万キロになる前にサービスエリアで撮影しました。
そして、そのサービスエリアを出て10万キロを記録したので、次のサービスエリアに入って10万キロ越えの写真を撮影したのです。
一般道を走っていれば横道に逸れて、ちょっと停めて撮影できたのでしょうが、まあ、こればっかりは致し方ないっていうヤツです。
10万キロ達成の瞬間は、運転に気を配りながら、しっかり目に焼き付けました。

故障もなく、ましてや事故や違反もなく、しっくりと、まさに手足のような感覚で運転できる良い車であり、良き相棒です。
もっと長く、ずっと乗り続けたいなあと思います。

写真作品に、今年の暑中お見舞いハガキをアップしました。
ぜひ、ご覧ください。

 2021年8月13日(金) スノーグラウス
スノーグラウス
「スノーグラウス」というスコッチウヰスキーを見つけました。
少し前に渋谷にあるクライアント様で打合せがあり、「せっかく都会に行ったんじゃけん」とビックカメラでプリンタインクや宛名ラベルなどを買って帰るついでにお酒も物色した次第です。
ところが、渋谷のビックカメラの酒売り場は品薄なのか、棚がガラガラでした。
おうち時間が増えたので、案外、こういうところにも表れるのだろうかと、ふむふむと思うのです。
いつも飲んでいるジンもないのです。
どうしたものかとスカスカの棚を見て歩くうちに目に留まったのが、「免税店限定」と銘打っていたのがスノーグラウスでした。
ズブロッカのように冷凍庫でキンキンに冷やすと美味いといううたい文句もあり、買ってみることにしたのです。

でも!
なんか、あんまり美味しくないです。
冷凍庫で冷やしたからといってズブロッカみたくトロっとするワケでもなく、そもそも、香りが薄いです。
グラスから立ち上る芳香もないし、喉から鼻に抜けるスコッチ独特の風味が薄いです。
考えてみると、「免税店限定」と煽っていますが、旅行者が利用する免税店で売っていない品物が一般市場に流出してくるのは、コロナ禍で旅行者が激減して免税店では売れなくなったからなのではないかという勘定が成り立ると思うんです。
すなわち、「免税店じゃあ売れんで余っとるけん、ビックカメラで売ってくれんかのぉ」という具合です。
しかも、ほかのポピュラーなお酒は売り切れているのに、このスノーグラウスが売れずに売れ余っているということが、「美味くない」ことの証左なのではという思いに至りました。
まあ、ちょっとずつ消費するつもりで、、ちょっとずつ飲んでいくしかないのです。
ちーっとばかり、残念な買い物をしてしまいました。

 2021年8月7日(土) 本懐(著・上田秀人)
本懐(著・上田秀人)
上田秀人さんの「本懐」を読みました。
武士の切腹をテーマに、刀を腹に突き刺す刹那、そこに至るまでの生き方をそれぞれの登場人物たちが述懐していく展開で、小説というよりも歴史の裏側を諭す学術書のような作品です。
討ち入りに至ってしまったと悔恨する大石内蔵助、時代のうねりに引き込まれて城山で散る西郷隆盛、今川義元が桶狭間で果て、その首をかき斬った毛利新介が本能寺で織田信長と討ち死にする因果など「う~む」と唸るほどの見事さです。
もちろん、まこと真実そのままではないのでしょうが、さもありなんと思いました。

 2021年8月3日(火) ミョウガなどなど
ミョウガ
枝豆
ピーマン
庭の野菜たちが大豊作です。
茗荷谷駅近くにあったスタジオ(事務所)を閉じて一年経ちますが、庭のミョウガはたくさん収穫できています。
ミョウガのほかにも枝豆もたわわになり、ピーマンもたくさん大きくなりました。
ミニトマトやキュウリは是非に及ばずで、獅子唐も紫蘇も良い感じです。
ただ、ナスがいまいちなんです。
でも、肥料をいっぱいあげたり枝葉を剪定したりしたら、復活してきました。
野菜の力は見事です。

先日は、ピーマンの肉詰め、塩ゆでの枝豆、もろきゅう、そして、とんとんッと刻んだミョウガを山のように乗っけた冷ややっこと、自家菜園収穫祭のような夕食でした。
なんか、ちょっと贅沢気分の一夜でした。

 2021年8月1日(日) 春、戻る(著・瀬尾まいこ)
春、戻る(著・瀬尾まいこ)
瀬尾まいこさんの「春、戻る」を読みました。
結婚式を間近にする36歳の女性のもとに、ひとまわり年下でも「お兄さん」を名乗る24歳の青年が訪ねてくることから物語は始まります。
登場人物の女性ともども読み手も「何が何だか」と戸惑いながらも読み進めていくと、温かいエンディングが待っていました。
いやー。
瀬尾さんの作品は、どれも温かいです。
全冊を制覇した宇江佐真理さんと同じように、瀬尾さんの作品も全冊いきたくなりました。


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By;Osamu Hasegawa