商品写真やスナップ写真、モデル撮影のグラビア写真、店舗・建物写真などのほか、取材やインタビュー、原稿作成なども評価が高いフリーカマラマン長谷川修のホームページ。写真撮影のほか、動画の撮影、取材やインタビュー、原稿作成なども承ります。写真コンクールや文学賞などでも入賞や入選し、多くの賞を受賞しています。写真も文章も高評価をいただいています。


【雑記帳 〜常日頃に思うことの羅列〜 2015年1月】
 2015年1月31日(土) スタジオ(事務所)の前の枇杷の木が移植
移植についての案内
昨年の7月下旬ごろに、ボクのスタジオ(事務所)の前の春日通り沿いに植わっている枇杷の木を撤去することになったと告知があり、8月中旬には2ヵ所のうちの1ヵ所の木が撤去されました。
その後、夏が終わり秋が過ぎて冬になっても、この1本の木だけが残っていました。

主管する国土交通省万世橋出張所の担当者からは、「長年、この土地に根付いてきたものなので、地元に残していきたいという思いがあり、文京区協力のもと公園や小学校をはじめ移植地を探している」という連絡をいただていました。
まあ、ボク自身は、この春日通りに面する建物をスタジオ(事務所)として間借りしているだけで、文京区民ではないし、全面的に街路樹を植え替えるのであれば、「この木だけを是が非でも残してほしい」と望む立場ではないと思っていました。
でも、担当者は「長年、この土地に根付いてきたものだから」ということで、移植先を探してくださったようです。
結果、「文京区内には適地がなく、練馬区北町にある国土交通省の管理地へ移植することになった」と告知があり、担当者から連絡をいただきました。

「移植する」と連絡があったときにも思いましたが、移植先を探して交渉し、根こそぎ運搬し植栽するという労力を考えれば、その場で切り倒したほうが骨が折れず効率的と思うのに、この担当者は「切り倒すのは簡単でも、何十年も生き続けている樹木を残したい」と奔走する心情と姿勢が胸に響いて感じ入りました。
行政は効率を求め過ぎたり前例に縛られたり「お役所仕事」と揶揄されがちですが、それでも一本の樹木の生命に思いを馳せ行動する行政官はいるのです。

長い間、さまざまな官公庁で撮影や取材をしているので、官公庁の職員の皆さんの働きぶりは、けっして「お役所仕事」ではないことは肌で感じていました。
それでも、こうやって、きっちりと考えて奔走し、結果を出す行政官に感服しました。
道路や建物を作るという国土交通省が遂行する業務においては、田畑を埋め、山や森を切り崩していくことが少なからずあるのでしょうが、それでも、こうやって一本の樹木の生命にまで思いを馳せながら仕事をしているのだと、あらためて思いました。
そして、官公庁の職員の皆さんが、こういう思いを持ちながら仕事をされているからこそ、安寧や穏やかな日々の暮らしの礎になっているのだと思うのです。

 2015年1月29日(木) 斬られ権佐(著・宇江佐真理)
斬られ権佐(著・宇江佐真理)
宇江佐真理さんの「斬られ権佐」を読みました。
つつがなく暮らしていた仕立て屋が、ひょんなことから美貌の女医を救うために88ヵ所もの刀傷を負い、その女医の懸命な手当てで命を救われて夫婦になり、岡っ引きとして活躍する話です。
切なくて、やるせなくて、ちょっと悲しい展開ですが、それでも温かな気持ちが残る作品です。
そうそう。
心底惚れることを「おっこちきれる」ということを知りました。
なんか、良いなあと思う言葉です。

 2015年1月28日(水) 米沢へやって来ました
一面の雪
今日は、米沢へやって来ました。
今年初めての地方へのロケ撮影です。
午前の撮影に備え、昨日の夜に米沢へ入り宿泊しました。

昨日は中央官庁街で撮影していて、とても温かだったですが、今日の米沢は最高気温が0度の予想です。
雪は、首の高さくらいまで積もっています。
ボクにとっては、今シーズンの初めての雪ですし、こんなにうず高く積もった雪そのものが初めてかもしれません。
学生のころに会津若松の友人のところへ真冬に撮影に行ったときも、これくらいだったかもしれませんが、それでも、ドカ雪にびっくりするというか、唖然茫然です。

昨日の夜は、米沢牛の焼肉定食をいただきました。
ステーキも魅力的だったのですが、定食には米沢の郷土料理の小鉢が付くというので焼肉定食です。
いやー。
甘くて、軟らかくて、肉がとろけるというか、肉にとろけるというか。
ホテルの朝食には山形名物の芋煮もあって、なんか、美味しいものばかりを食べています。

こんなに素敵な思いをさせてもらっているのですから、寒いなんて言っていないで、しっかり撮影を頑張らなければ! です。

 2015年1月27日(火) 雪まろげ 古手屋喜十 為事覚え(著・宇江佐真理)
雪まろげ 古手屋喜十 為事覚え(著・宇江佐真理)
宇江佐真理さんの「雪まろげ 古手屋喜十 為事覚え」を読みました。
先日読み終えた「古手屋喜十 為事覚え」の続編です。
話は、店先に捨てられていた子どもの家の事情から始まり、その事情による出来事で終わります。
どの話も、人情味豊かで、人と人との関係が希薄な今の時代だからこそ、ぐぐっとくる作品でした。

 2015年1月26日(月) 成人記念写真撮影
プライバシーに配慮して斜め後姿(笑)
週末は、ビカヴォの社長のお嬢様の成人記念写真を撮影させていただきました。
3年前には、お姉さんの成人写真を撮影させていただいたし、このご家族の「お抱えカメラマン」という感じです。(笑)
そして、前回同様、お母様が成人式に着られた振袖での撮影です。
もちろん、ご両親や前回のお姉さん、おじい様やおばあ様もお越しくださり、仲の良いご家族ぶりを見せつけられてしまい、ほんと幸せで心が温かくなる一日でした。

そうそう。
このお嬢様は小さいころからバレーボールをしていて、ボクの近所に住んでいる方が監督だったとかで、バレーボールの話題で盛り上がってしまいました。
お嬢様自身は大学の同好会なので、本格的な試合にバシバシ出てというよりバレーボールそのものを楽しんでいる感じでしたが、今シーズンにプレミアリーグに昇格した上尾メディクスには、かつてのチームメイトが所属しているそうです。
なんか、上尾メディックスが、もっと身近になったようです。

 2015年1月24日(土) 突然、時が止まる
いろいろな思い出があります
時が、突然に止まってしまいました。
夕方になり時間を気にして腕時計を見て「4時過ぎかあ」と確認し、しばらくして、また見たら同じ時刻で止まっています。
「ありゃ。時が止まっちゃたぞ」と思ってみたものの、いやいや、時が止まるということはないのですから、腕時計が止まっていたのです。

アナログ的な発想で腕時計を振ってみますが、動き出す気配がありません。
リュウズも硬くなって引っ張れなくなっているし、修理には時間も費用もかかりそうです。
ですので、腕時計を新調することにしました。

この時計を買ったのは、もう4年以上も前なのです。
車の中に忘れっぱなしにしてしまったこともありますが、4年以上、いつもずっと一緒で、いろいろなところに行きましたし、もしかしたら、人様に言えない悪巧みや恥ずかしいことも含めて、ボクの4年間を一番知っているのは、この腕時計かもしれません。
ちょっと離れがたいですが、新たな腕時計とともに時を歩んで行こうと思います。

 2015年1月22日(木) 大日如来
過ぎたことに、くよくよしない
親しくさせていただいている制作プロダクションへ納品にお伺いし、スタジオ(事務所)へ帰る途中の大日坂にある大日如来の門前に、いろいろな言葉が掲げられていす。
今年最初の言葉は、「過ぎ去った日のことは悔いず」でした。

う〜む。
なんというか、なんか当たり前すぎるように思いました。
これまで、人の善悪についてだったり、年月についてだったり、「所詮、世の中は浮き沈み」とか、「う〜む。なるほど」と感嘆する言葉が多かったのです。
でも、今回のは当たり前すぎるなあと思いますし、理屈っぽかったりすることが多くなったように思います。

ん?
大日如来の言葉を「当たり前じゃん」と思えるということは、もしかしたら、悟りの境地に近づいているのかもしれません。

 2015年1月21日(水) 古手屋喜十 為事覚え(著・宇江佐真理)
古手屋喜十 為事覚え(著・宇江佐真理)
宇江佐真理さんの「古手屋喜十 為事覚え」を読みました。
伊三次のシリーズと同じように、同心に小者として仕える古手屋(古着屋)が主人公の物語です。
でも、伊三次のシリーズのような捕物ではなく、「面倒くせい」と思っても人助けや人のために動いてしまう主人公の心の機微が描かれています。
そして、伊三次のシリーズやほかのお話と同じように、義理や人情、人と人との助け合いなどの場面では、心の奥底がじんわりと温かくなりました。

 2015年1月19日(月) パソコンのバッテリー
大きな箱
返送用の蓋
パナソニックから「パソコンのバッテリーが発火することがある」というリコールの通知が届き、年末にボクのパソコンのバッテリーはどうなのか確認したら、やはり合致したのでリコールの手続きをしていました。
先日、白い箱に入って送付されてきたのですが、バッテリーひとつの割には箱が大きいです。
まるで、バッテリーだけではなくパソコン本体も入っていそうな大きさです。

箱を開けると、ビニルのパッキンに挟まれたバッテリーと返送方法の説明書類が入っていました。
いやー。
すげぇー(笑)と驚いたのは、この箱で、送付時の蓋の対になっている蓋には、すでに宛名や差出人が記入された返送用の送り状が貼ってあり、この蓋を上にすれば、すぐに発送ができる状態になるのです。
こういうのを考えつくのって、なんか、すっげー(笑)と思えるのです。

きっと、今回のリコールは何万件になるのかわかりませんが、リコールの案内や返送方法の説明などの方法、リコールの受理作業、製品の発送作業と返送確認作業など、とってもたいへんなんだろうなあと思います。
この箱を作るにしても、送付用と返送用の送り状を作り、割れ物注意などのシールと一緒に貼るわけで、この作業が何万という数を繰り返さなければならないのです。
しかも、利益を生むものではないのです。

いやー。
リコールって、ほんと、たいへんなんだろうなあと、つくづく思いました。

 2015年1月18日(日) 阪神・淡路大震災に思う
驚きと恐怖に怯えた阪神・淡路大震災から、20年の歳月が流れました。
FMラジオを聴いていて、DJが「関西地方で大きな地震が起きた」と伝えたことを覚えています。
明るくなって見えてきた街の惨状を刻々と伝える朝のテレビニュースの映像に驚きましたし、恐怖さえ感じました。
朝日が照らし出すはずの日常や街が、まさに一変した姿に、映像を見るだけのものにとっても言葉を失い、狼狽しました。
そのときから、20年です。

年末に神戸へ行ってきましたが、今では新しくて大きなビルが建ち並び、震災直後にビルが横倒しになって大通りを塞いでた三ノ宮とは実感できない光景でした。
街全体では復興を成し遂げたようですが、おそらく、目には見えない、さまざまな事柄が課題として今も残っているでしょうし、今後も出てくるのでしょう。
そして、「その課題は何で、どのように解決したか」とか、「解決できなかったのは、なぜか」とか、さまざまな事例として生かしていくことが、この震災で犠牲になったり苦しい思いをしたり人たちへの手向けなのだと思います。

大雨や大雪、竜巻や土砂崩れなどによる被害がある地域に出かける「災害ボランティア」は、この震災がきっかけだったように思います。
今では特別な言葉ではなくなった「自助」「共助」「公助」という、人と人がどのように助け合うのかという考え方も、ここで生まれたのだと思っています。
NPOやボランティアという機運が大きくなり、社会全体もそうですし、国が定める制度そのものも大きく変わりました。
ボク自身も、災害とは異なりますが、ボランティアで障害者乗馬の事務局をし、国税庁長官認定NPOにまで発展するに至りました。
あと、注射が苦手ですが、「輸血用の血液が全国的に不足している」というニュースを聞いて献血に通い続けたのも、この震災がきっかけです。

この震災が与えてくれた教訓や教えを、毎日の暮らしの中でほんのささやかかもしれないけれど生かし続け、この震災で犠牲になり苦しんだりした人たちのこと、そして、この震災そのものを決して忘れないことが大切なのだとボクは思うのです。

 2015年1月16日(金) 今年も始まりました
昨日から、ある中央官庁のちょっと大きめなプロジェクトが始まりました。
前回も携わらせていただいているプロジェクトですし、何度も訪れている中央官庁なので、「勝手知ったる」というところもありますが、気の緩みは大敵です。
「前回と撮影場所は同じでも、仕上がりイメージは変える」ということもあり、しっかり考えなければなりません。
それに、即興的に撮影のアイディアを次々に出しながら進めていかなければならないものなので、ひらめきと経験がモノを言います。

このプロジェクトは、今月末くらいまで続くのですが、ほかの案件で単発のプロジェクトもあるので、今年もザワザワする一年になりそうな気配です。
まあ、ザワザワするのは嫌いではないというか、むしろ好み(笑)ですから、今年もやはり良い一年になりそうです。

 2015年1月14日(水) 騎手の一分(著・藤田伸二)
騎手の一分(著・藤田伸二)
日本中央競馬会(JRA)の藤田伸二騎手の「騎手の一分」を読みました。
騎手の心理、騎手どうしや馬主との関係などが赤裸々に書かれています。
自らが所属しているJRAへの批判やほかの騎手の批評は、赤裸々をとおり越して心配になるくらい、ちょっと過激です。
現役の騎手が競馬について書くことは、いろいろな軋轢が生まれると思うのですが、現役の騎手だからこそのリアリティががある本でした。

 2015年1月12日(月) 中山競馬場と止まらない万馬券ラッシュ
陽射しは温かだったパドック
ゴール写真を撮影してみました(笑)
おとといの土曜日に、久しぶりに中山競馬場へ行ってきました。
中山競馬場は、コースや入場口を改修していて昨年の秋競馬がなく、ほんとに久しぶりです。
その改修のひとつに、馬がパドックからコースへ入って行くときに、地下馬道ではなく観客席からも見えるように通る「はなみち」という名称のところができました。
そして、「はなみちって、どんな感じなのか見てみたい」と思い、少し早めに競馬場へ着こうと家を出たら、思った以上に早く着いてしまいました。

いやー。
早く着いたのが、いけませんでした。
いつもは、たいがい午後からのレースからなのですが、早く着いたら、ついつい馬券を買ってしまうのが心情と言うか、さもしい根性が出てしまい、余計なものまで買ってしまう始末です。
勝てりゃあ良いですが、付け焼刃のように買う馬券は当たるものではありません。
その後は、当たっても安い配当ばかりで、「新年初めの競馬場で大負けか」とクサクサしていました。

106倍
でも!
最終レースで万馬券が当たり、負けがなくなりました。
まあ、万馬券が当たったと言っても、それまでの負け分を取り戻したくらいで、お昼ご飯代と電車賃くらいのプラスにしかならないので「負けなくて良かった」という程度なのですけど。

「競馬は人生の比喩ではない。人生が競馬の比喩なのだ」と寺山修司は名言を残していますが、まさに、そのとおりと思える一日でした。
6番のマリーズケイと10番のシングンジョーカーは、あまり人気がなかったですが、パドックでは良い感じでした。
ずっと負けていると、ついつい安全策で人気のない馬には手が出なくなりがちですが、「パドックで良く見える馬は人気薄でも買う」という自分なりの考えを貫いたからこその万馬券なのかなと思うのです。

たとえば、スタジオでライティングをして撮影していて、なかなか思うようにいかずに「どうしたものか」とクサクサしそうになっても、これまでやってきた経験や考えを貫いていくと、良い仕上がりになっていきます。
街中や企業イベントなどの撮影でも、「良いアングルがないなあ」と思っても、あきらめずというか、あがき続けていると良い表現ができるアングルや構図が見つかるものです。
ほんと、「人生は競馬の比喩」を実感する一日でした。

 2015年1月10日(土) 水仙が咲きました
路傍の水仙
ボクがスタジオ(事務所)として借りている建物が面する春日通り沿いの歩道で水仙が咲きました。
だいたい毎年、この時期に咲きます。
真冬ですが、都会でも陽あたりの良いところでは、もう花が咲き始めています。
人は「寒い寒い」とぼやいていますが、花は陽射しの温もりに「もうすぐ春!」を感じているのかもしれません。

 2015年1月8日(木) マクドナルドって
マクドナルドが、またまた、やらかしました。
チキンマックナゲットと言う商品にビニルが入っていたことですが、この商品は、昨年夏ごろに使用期限切れの鶏肉を使っていたと問題になり、秋になって「安全と品質の約束」という冊子を配っていました。
夏に問題が発覚し、秋に安全と品質について「約束」したのに、冬には、このざまです。

問題の商品は青森の店ですが、江東区の店でも同じようなことが起きています。
それに、製造機械の部品の一部が入っていたり、人の歯まで入るっていう考えられないことまで起きています。
人の歯が入る状況って、どんななのでしょうか。
第一、見ず知らずの人の歯が入ったものなんて、気持ち悪いです。

江東区の店ってニュース映像を見ると、地下鉄東西線の門前仲町駅前にある店みたいです。
この店の近くにクライアントさんがあって、数年前に、打合せに間に合うようにと急いでお昼ご飯を食べなければと、一度だけ利用したことがあります。
まあ、数年前の話ですので影響はないのでしょうが、利用したことがある店に問題があったかと思うと、これまた気持ちが悪いものです。

今回、青森から東京、大阪など、日本全国各地の店で何がしかの問題が起きているということは、ひとつの店や一人の店員が問題なのではなく、マクドナルドという組織全体に大きな問題が内包しているのだと思うのです。
かつて、乳製品の大手だった雪印が、集団食中毒や牛肉偽装を相次いで起こしてボロボロになったことが想起されます。
まあ、マクドナルドを利用するのって、もともとそんなにないですし、JALの搭乗券で当たるコーヒーとかをもらうくらいです。
なので、マクドナルドが雪印のようにボロボロになろうとなかろうと、どうでも良いのですが、もしボロボロになるのだったら、その前に、JALの搭乗券を早めに利用しておかないとなりません。

 2015年1月7日(水) 無事、これ名馬(著・宇江佐真理)
無事、これ名馬(著・宇江佐真理)
宇江佐真理さんの「無事、これ名馬」を読みました。
火消しの組頭のもとに、7歳になる武家の子どもが「男にしてほしい」と頼み込んでくるところから物語が始まります。
この子は臆病者で、頭が火事場での勇ましさに感化され、「この人なら、男を教えてもらえる」と思い、弟子入りを願います。
そして、この子と頭、頭の娘、婿、義兄弟、この子の両親や妹弟などが絡み合いながら、物語が紡がれていきます。
血のつながりがなくても時が人と人は結びつきを強め、身分や老若を飛び越えて、その関係がかけがえのないものになるところに、ほろっときます。
くすくすな中に、ほろっとさせられる素敵なストーリーでした。

 2015年1月5日(月) 初競馬
70倍
昨日から競馬が始まりました。
今年の競馬の1レース目は、万馬券ではないけど、3連複70倍が当たりました。
「2番のジュエルアラモード、3番のゴールドエッグ、5番のゴールドエッグ、13番のカイマノアが良いのでは」と思い、4頭でのワイドと3連複のボックスで買ったので、ワイド3通りも当たり、合計で100倍以上になり、実質の万馬券です!

いやー。
今年は、当たりまくりの予感です。(笑)

あっ。
1点いくらで買ったのかは、税務署が来ちゃうので内緒です。
ほんのちょっとですから。

21倍
メインレースの東西の金杯はダメでしたが、8レースや12レースでも好配当になり、トータルでは、ぐふふっ・・・っていう一日でした。

そして、こういう日は図に乗りまして、JRAの競馬が終わってもやっている佐賀競馬の馬券も買ってしまいました。
インターネットのパドック中継を見ていて、2番人気の4番の馬は歩様が良く見えなかったので3番人気の1番の馬を上位にした3連単です。
人気どおりの結果だと10倍くらいですが、3番人気の1番が2着になったので21倍です。

JRAでも佐賀競馬でも、今日は良い思いをさせてもらいました。
今日から始まる今年の撮影は、この勢いで一年いけそうです。(笑)

 2015年1月4日(日) 月と飛行機雲
きれいな月でした
車で出かけ、夕方に帰って自宅の駐車場に入れるときに東の空を見たら、くっきり輝く月が浮かんでいました。
「きれいだなあ」と思って写真に撮り、家に入ろうとしたら、西の空に光る物体が浮かんでいました。
航空機が飛行機雲を描きながら、西から東へ向かって飛んでくるところでした。
機体も飛行機雲も、地平線の下に沈んだ太陽の光を受けて輝き、きれいです。

てっ!
「きれいだなあ」と見とれるばかりで、撮っていません。
「カメラのムービー機能で撮ろう」と思ったのは上空近くになってからで、西の方にいるときの美しい輝きは映っていません。
「きれいだなあ」と思ったときに撮影すればよかったと、つくづく思います。
映像に対する執着心と言うか、鍛錬と言うか、なんかボクには足りていないのだと、つくづく思いました。

そういえば、博報堂でのアシスタント時代に、「良いと思ったらシャッターを切れ」と師匠に何度も言われたことを思い出されます。
「良いときは一瞬なのだから、構図や露出とか屁理屈を考えてないで、良いと感じたら撮れ。長谷川の脳味噌に焼き付けても、脳味噌を剥ぎ取って写真にできるものではないのだから」と、何度も何度も言われていました。
こういう「撮ればよかった」というときに、今さらながらに師匠の言葉を思い出し噛みしめます。

あぁ。
ほんと、鍛錬とか修行とかが足りていないと、つくづく思います。



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 2015年1月3日(土) スタジオ(事務所)開き
鏡餅と南向きの窓
昨日、例年どおりに2015年のスタジオ(事務所)開きをしました。
まあ、何かをするというワケではないですし、何かをするというワケではないことも例年どおりなんですけどね。
年が明けたのですから、なるべく早く新年の空気をスタジオ(事務所)に通したいと思い、毎年1月2日にスタジオ(事務所)を開くことを恒例にしているのです。

昨年は澄み渡る青空でしたが、昨日は薄曇りでした。
曇りよりも晴れているほうが良いのでしょうけど、雨じゃないし、午後からは青空が広がりました。
「良い天気じゃないのか」と思っても晴れてきたので、「今年も、こんな感じの天気のようであってほしい」と思いました。

 2015年1月2日(金) 月は誰のもの 〜髪結い伊三次捕物余話(著・宇江佐真理)
月は誰のもの 〜髪結い伊三次捕物余話(著・宇江佐真理)
宇江佐真理さんの「月は誰のもの 〜髪結い伊三次捕物余話」を読みました。
「髪結い伊三次捕物余話」のシリーズですが、9作目の「今日を刻む時計」では物語がずいぶん進み、その進んだ10年間にあった出来事が綴られています。
主人公の伊三次のほかに、伊三次の女房のお文、伊三次が仕える同心の息子の龍之進、龍之進の母のいなみなどをメインにする物語もあって、「それぞれの来し方」が濃密に描かれています。

物語の構成が、これまでのシリーズを振り返るものになっているので、ついつい、1作目の「幻の声」から読み返してしまいました。
それぞれにググッと心に残る物語に、あらためて感動しました。

そして、この「月は誰のもの」は、単行本ではなく文庫本というのも、なんか良い感じです。
単行本のほうが文庫本よりも「作品」という感じがするので、補足の作品なので文庫本になったのではと思うのです。
まあ。
良い物語は、単行本でも文庫本でも、どちらで読んでも素晴らしいことに変わりはないのですけれど。

 2015年1月1日(木) 謹賀新年
2015年。
新年、明けましておめでとうございます。
今年は、穏やかな天気で始まりました。
陽なたは、うとうと眠くなるほどポカポカしています。
今年も、こういうふうに温もりに満ちる、安寧な一年であってほしいと思います。


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By;Osamu Hasegawa